皆様こんにちは！フォトスタジオアリエルレインボー店です。
5月ももうすぐ終わり、梅雨の季節がすぐそこまでやってきていますね。
しばらくうっとうしい毎日が続きますが、気持ちだけはさわやかに過ごしましょう！
本日は、振袖のお値段による違いについてです。
振袖はレンタル・購入どちらを選んでも高価なお買い物には違いありません。しかしその中でもお値段のふり幅があります。正直なところ何が違うのかということについて、今日はお話させて頂ければと思います。
1.生地の違い
お着物でお値段の違いが一番表れるのが生地です。
低価格な振袖の場合はポリエステルという洋服にも用いられる化学繊維が使用されており、反対に高価なものは正絹(しょうけん)といって絹100％で作られております。
ポリエステルのメリットとデメリット
メリット
シワになりにくい……つるつるしていて滑りやすい素材ではありますが、その分シワにもなりにくいです。
変色しにくい……化学繊維の為色落ちや日焼けの心配がありません。湿気にも強いので、結果として保管のしやすさに繋がります。洋服と同じようにプラスチック収納でも保管できますので、特別な保管用箪笥や用品が必要ありません。
デメリット
着崩れしやすい……やはり正絹と比較すると滑りやすく重めの素材ゆえに、着崩れもしやすくなります。防ぐ為には帯を正絹でできたものにしてしっかりと締めることが必要になります。
通気性が悪い……ポリエステルは通気性や吸水性が悪く、蒸れてしまうこともあります。着物専用の肌着をきちんと着用することにより対策できます。
ペラペラで安っぽいといった印象をお持ちの方も多いと思いますが、最近は技術も進歩して高品質なものも多く、正絹との見分けも簡単には付かないようになってきています。
正絹のメリットとデメリット
メリット
高級感がありなめらかな手触り……絹100％で作られているので、しっとりとした手触りで発色も鮮やかです。成人で着用する振袖は正絹のものをお選びになる方が多いので、これは正絹一番のメリットです。
デメリット
保管が大変……正絹は湿気や直射日光に弱いので、防虫対策をきちんとして桐箪笥などに保管しておかないとすぐに傷んでしまいます。
水気・湿気に弱い……先ほども触れましたが、正絹は水に大変弱く濡れると色落ちしたり縮んだりします。雨にも弱いですので、雨による水濡れ被害を抑える為の加工をしてあるものもあります。
2.染め方
着物の染め方には、手染めとインクジェットプリントの2種類があります。
やはり人の手作業で行う手染めの方が価値が高くなります。インクジェットプリントは生地の表面のみにプリントするので、裏面を見る事で見分けることができます。
因みに柄による違いは特になく、高価な振袖にはこの柄、その逆といったような決まりがある訳ではないようです。
最後に
全てではありませんが、それぞれ違いを紹介させて頂きました。
成人という特別な日に着るものとしてはやはり高級感のある正絹の振袖が人気です。しかし金額面で比べてみますと半額程の差があるものもあります。
どちらが良いのかわからなかったり迷ったりするような時は、ぜひ両方の振袖に袖をお通しになってみてみてください。お問い合わせもお待ちしております。ぜひ納得の1枚に出会っていただきたいと思います。
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