みなさまこんにちは!

フォトスタジオアリエルの丸山です。

秋に向けて、七五三のお出かけ予定を組むときいつまでお出かけできるんだろう?と思うことはありませんか?
基本的にはいつでもOKです!
11月15日前後の土日は大変混み合いますので、その辺りのご予約は夏頃から埋まっています。
早めのご予約を!

そして、参拝の時に気になるのが「仏滅」ってどうなんだろうと思うことありませんか?

七五三のお祝いを「仏滅」にするのは不謹慎?でも忙しくて仕事の都合がつかないなんて事をよく聞きます。

カレンダーの端っこに小さく書いてある「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の不思議な文字です。これがある為に予定を組むとき悩むことになります。

これは「六曜(ろくよう)」と言います。

私は、「六曜」という言葉を知りませんでしたが、「大安」「仏滅」などは当然馴染みがありました。
「六曜」の名前は知らなくても、すでに実生活で「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」は普通に使っているんですね。



迷信だと多くの人が言っているにもかかわらず、お葬式は「友引」はいけない、結婚式は「大安」が良い、自動車の納品にしても気を使って「大安」に引き渡してくれたりするのです。
これだけ定着していると、子供の七五三は「大安」とか「友引」が良いのではないかと思うのが当たり前になっています。

改めて調べてみると、「仏滅」は、特に仏教との繋がりもなく、気にする必用はないようです。でも年配の方は気にしている人も多く、当たり前に「仏滅」を避けるようになっています。

結論を先に言ってしまえば、六曜は気にする必要はないが、気にする人もいるので、「配慮」が必要ということです。いろいろ調べても、殆どの答えがこれに行き着きます。

これは迷信だよなと思っていても、「誰かがそう言っていたから取り敢えず私も」ということで、深く考えずに使い続けているのが現状です。
「六曜」を気にする、気にしないと言う前にまず「六曜」について知る事が大切かなと思います。

六曜とはなに?

            
六曜は、14世紀ごろ中国から伝わってきた占いの一種です。
その後、江戸時代に暦注として流行しました。名称や意味については少しづつ変化していきました。
現在の大安、友引、先勝、先負、赤口、仏滅が確定したのは江戸時代後期になってからです。
明治時代には一時禁止されたりしましたが、人気(?)が衰えなかったようです。
第二次世界大変後に再び流行し、現在もカレンダーや手帳には六曜の暦注が記載されたものが広く販売されています。
最近では、六曜のないカレンダーも増えてきてスマホなどでスケジュール管理をするようになって「六曜」を知らない世代も増えています。

七五三と六曜の関係。

           

「仏滅」という言葉があることから、仏教を連想してしまいますが、もともとは「物滅」という意味で、仏教とは関係ないようです。
それに七五三は、その土地の神様に子供の成長を感謝すると共に、これからの成長をお祈りするという行事ですから、「神道」(しんとう)」と深い関係があるので、六曜とは全く関係がないようです。

旧暦の1月1日が「先勝」と決まっていて、それから「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順番で回っているだけで、「赤口」の次はまた先勝に戻りという単純な法則です。
ただ、旧暦と現在の太陽暦の誤差によって、順番がずれている部分もあるので、なにか神秘的な配列があるように思われているのも廃れない一因ではないかと言われています。

気になる人は、時間帯を選ぶ。


もし、あなたやお祖父いちゃんお祖母ちゃんが「六曜」を気にされるのであれば、もっと「六曜」の内容を知って対策をしましよう。
<六曜それぞれの意味>
●先勝:(せんしょう・さきかち) 午前中は吉、午後は凶。
●友引:(ともびき)朝夕は吉。昼だけ凶。
●先負:(せんぷ・せんまけ)午前中は凶、午後は吉。
●仏滅:(ぶつめつ)一日中運が悪い。
●大安:(たいあん)万事に吉。全て時間が吉。
●赤口:(しゃっこう・せきぐち)午の刻(午前11時から午後1時まで)のみ吉。

六曜を信じるのであれば、六曜の内容も信じて良いことになります。六曜には「吉の時間帯」があります。
例えば、「先負」の日でも午後は「吉の時間帯」ですから、お参りを済ますとか、写真撮影を済ますなど出来ると思います。
どうしても予定が立たない方は、縁起の良くないと言われている日でも「縁起の良い時間帯」を選んでお祝いをすれば問題ないので、もし「六曜」を心配される方がいたらこれを伝えれば納得してくれるかもしれません。とにかく家族での話し合いが大切ということですね。

まとめ

                 
1.七五三と六曜の関係って殆ど関係ないので「仏滅」でも問題ない。
2.「六曜」は長い歴史があり私たちも無意識に信仰しているだけ。
3.「できるものなら縁起の良い日を選びたい」と思うのは当然の気持ち。
4.「大安」でなくとも「縁起の良い時間」があるのでそれを利用する。
5.七五三は、両家のお祖父様お祖母様にとっても大切な行事なので事前によく話し合う事が大切。

11月15日近辺の週末は七五三の予約が殺到するので、時期をずらしてお祝いをするという方が増えています。
週末の日にちは限られているので、「六曜」の制限まで入れると予定が立ちません。どうしても縁起の良い日を選びたい方は、やはり10月、11月を避け、8月や9月なども選択肢に加えられてはどうでしょうか?

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