皆さんこんにちは。Rental&photo ARIEL+桂 宇多津店の増田です。成人式や前撮りなど、一生に一度の振袖姿。せっかくなら「自分らしく」「写真映えする」着こなしにしたいですよね。
実は、印象を左右するポイントは“振袖そのもの”だけではありません。
帯締めや帯揚げ、重ね衿、草履バッグ、髪飾りなど――
細部までこだわることで、同じ振袖でもぐっと垢抜けたコーディネートに仕上がります。今回はオススメの小物アイテムをご紹介していきます。

成人式や結婚式など、人生の節目を華やかに彩る「振袖」。
日本の伝統衣装の中でも特に格式が高く、未婚女性の第一礼装とされています。
その最大の特徴は、長く優雅に垂れる“袖”です。袖丈が長いほど華やかに見え、動くたびに美しく揺れる姿は女性らしさを引き立てます。

もともと振袖は「袖を振る仕草」で感情や想いを表したことに由来しており、袖を振ることは“人との縁を結ぶ”という意味がありました。
そのため、成人式など「新しい人生の門出」に着る衣装として受け継がれてきたのです。また、振袖の魅力のひとつが美しい柄と色づかい。
桜や鶴、扇などには「幸せ」「長寿」「未来を開く」といった意味が込められています。
色にもそれぞれ意味があり、赤は情熱、青は誠実、白は清らかさを表現します。
「好きな色」で選ぶのはもちろん、“どんな想いを込めたいか”で選ぶのも素敵です。

近年では、古典柄に加え、ベージュやくすみカラーなどのモダンな振袖も人気。
お母様の振袖に現代風の帯や小物を合わせた“ママ振アレンジ”も注目されています。
伝統を大切にしながら、自分らしい個性を表現できるのが、今の振袖スタイルです。

振袖は単なる衣装ではなく、“一生に一度の節目を飾る装い”。
その一着には、ご家族の想いやお嬢様の未来への願いが込められています。

1.装いを格上げする!華やかさを演出する「小物」アイテム

まずは、振袖姿の印象を大きく左右し、コーディネートの主役ともなる装飾的なアイテム(帯周り・衿周り)からご紹介します。これらは色や柄の組み合わせで、無限の個性を表現できます。

1. 帯(おび)

  • 役割: 着物の中心に位置し、着物を固定する役割はもちろん、装い全体のイメージを決定づける最も大きな装飾品です。振袖には、袋帯(ふくろおび)と呼ばれる、最も格式の高い帯を用います。
  • 特徴: 華やかな金糸や銀糸が織り込まれたものが多く、**「飾り結び(ふくら雀や立て矢の字など)」**と呼ばれる立体的な結び方で、後姿を豪華に演出します。

2. 帯締め(おびじめ)

  • 役割: 帯の中央を締め、帯の結び目を固定するための紐です。
  • 特徴: 中央で最も目立つ部分であり、コーディネートの**「締め色」として使われます。振袖用は、「丸ぐけ」「飾り房」**が付いた太めの組紐(くみひも)が多く、パールやビーズなどの飾りが付いた豪華なデザインが人気です。

3. 帯揚げ(おびあげ)

  • 役割: 帯の上部(帯枕を包んだ部分)を覆い隠し、帯の形を整えるための布です。
  • 特徴: 帯と着物の間に見えることで、全体を繋ぐ**「つなぎ色」**の役割を果たします。絞り(しぼり)の入った生地や、鮮やかな色が使われることが多く、帯の上部をふっくらと見せ、女性らしい柔らかな印象を与えます。

4. 重ね衿・伊達衿(かさねえり・だてえり)

  • 役割: 長襦袢(ながじゅばん)の衿と着物の衿の間に重ねて入れ、着物を何枚も重ねて着ているように見せるための装飾的なアイテムです。
  • 特徴: 昔、格式高い着物は何枚も重ね着するのが正式でした。それを簡略化したのがこの重ね衿で、現代では**「おめでたいことが重なる」**という意味合いも込められています。振袖の顔周りをパッと明るくし、コーディネートに奥行きと華やかさを加えます。

5. 半衿(はんえり)

  • 役割: 長襦袢の衿につける**「着物の下着の衿」**です。直接肌に触れる部分なので、汚れを防ぎ、取り外して洗うことができます。
  • 特徴: 以前は白が主流でしたが、振袖においては、刺繍(ししゅう)が施されたものや、金糸・銀糸の入ったものなど、非常に豪華なものが人気です。顔周りの印象を上品に、かつ華やかに格上げしてくれます。

6. 草履(ぞうり)とバッグ

  • 役割: 足元と手元を彩る、装いには欠かせないアイテムです。
  • 特徴: 振袖姿では、布製やエナメル製で、**台が高い「厚底」**の草履を合わせるのが一般的です。バッグも、草履とセットになった華やかなデザインを選び、全体の格調を保ちます。

7. 髪飾り

  • 役割: 華やかな振袖姿の最終的な仕上げとなる装飾品です。
  • 特徴: 生花や造花、つまみ細工、かんざしなど、様々な種類があります。振袖の柄や帯の色とリンクさせると、全体に統一感が生まれます。

2.美しさと快適さの土台!「下着・肌着」アイテム

着崩れを防ぎ、快適に一日を過ごすために、着物の下に身につけるアイテムも非常に重要です。

8. 肌襦袢(はだじゅばん)と裾除け(すそよけ)

  • 役割: **洋服でいう肌着(下着)**にあたります。汗を吸い取り、着物に汚れが付くのを防ぐ役割があります。
  • 特徴: 肌襦袢は上半身、裾除けは下半身に着用します。最近では、ワンピース型になった**「着物スリップ」**も便利で人気があります。

9. 長襦袢(ながじゅばん)

  • 役割: 着物と肌着の間に着る**「中間着」**です。これを着ることで、着物の滑りが良くなり、着崩れを防ぐ役割を果たします。
  • 特徴: 振袖から少しだけ袖口や裾が見えるため、地紋(じもん)や色味にもこだわって選びます。ここに「半衿」を縫い付けます。

10. 足袋(たび)

  • 役割: 草履を履くために必要な、足の指が二つに分かれた和装用の靴下です。
  • 特徴: 振袖には、正式な**「白足袋」**を着用するのが基本です。サイズの合った伸縮性のないものが、最も着姿を美しく見せます。

3.着付けの土台を支える!「着付け小物」アイテム(紐類)

これらのアイテムは、着物や帯を体に固定し、美しいシルエットを作り出すために**絶対に欠かせない「縁の下の力持ち」**です。

11. 衿芯(えりしん)

  • 役割: 長襦袢の半衿の中に入れ、衿元にハリを持たせて美しく整えるための芯材です。
  • 特徴: 衿元が美しく抜けているかどうかで、振袖姿の品格が決まると言っても過言ではありません。

12. 腰紐(こしひも)

  • 役割: 着物や長襦袢を最初に体に固定するための紐です。着物の「おはしょり」を作る位置で締めます。
  • 特徴: 通常、4~5本程度必要になります。伸縮性のないモスリン(毛)や綿の素材が、滑りにくく使いやすいです。

13. 伊達締め(だてじめ)

  • 役割: 腰紐の上から締めて、着物や長襦袢の身頃を固定し、着崩れを防ぐための幅広の帯です。
  • 特徴: 着物と長襦袢にそれぞれ1本ずつ、合計2本必要です。マジックテープ式のものや、ゴムベルト式のものもありますが、博多織などのしっかりしたものが好まれます。

14. 帯板(おびいた)・前板(まえいた)

  • 役割: 帯の前側に入れ、帯にシワが寄るのを防ぎ、ピンと張った美しい形を保つための板です。
  • 特徴: 振袖では、帯の華やかな結びを美しく見せるために、この板が必須です。

15. 帯枕(おびまくら)

  • 役割: 袋帯を背中に結ぶ際、帯の結び目(お太鼓など)を立体的に、かつ上部に高く形作るための土台となる枕です。
  • 特徴: 振袖の豪華な飾り結びを作るために、大きめのサイズが使われます。

16. コーリンベルト

  • 役割: 着物の衿の開きや、裾のラインを整えるためのゴム製のベルトです。
  • 特徴: 左右の身八つ口(脇の開いた部分)を通して、衿を左右均等に引っ張り、美しいV字の衿元をキープするのに非常に便利です。(必須ではありませんが、着付けを楽にし、着崩れを防ぐ優れものです。)

17. 三重仮紐(さんじゅうかりひも)

  • 役割: 振袖特有の豪華な**「飾り結び」**を、立体的に固定するために使うゴムが三重になった紐です。
  • 特徴: 飾り結びのヒダや形をゴムの部分に挟み込み、固定する、振袖の飾り帯結びには欠かせない特殊な紐です。

4.「揃えておきたいアイテム」一覧まとめ

区分アイテム名役割と着付けでの機能数量(目安)
装飾帯(袋帯)装い全体の印象を決定し、着物を固定する。1本
装飾帯締め帯の中央を締め、結び目を固定する。1本
装飾帯揚げ帯枕を隠し、帯の形を整える。1枚
装飾重ね衿/伊達衿着物を重ねて着ているように見せ、顔周りを華やかにする。1枚
装飾髪飾り振袖姿の最終的な仕上げ。1セット
装飾草履・バッグ足元と手元を彩る。1セット
肌着肌襦袢・裾除け汗を吸い取り、着物を汚れから守る。(または着物スリップ)1セット
肌着長襦袢着物と肌着の間の中間着。着崩れ防止。1枚
肌着足袋和装用の靴下。正式な白足袋。1足
着付け腰紐着物・長襦袢を最初に体に固定する。4~5本
着付け伊達締め腰紐の上から身頃を固定し、着崩れを防ぐ。2本
着付け衿芯衿元にハリを持たせ、美しく整える。1本
着付け帯板/前板帯のシワを防ぎ、形を保つ。1枚
着付け帯枕帯の飾り結びの土台となる。1個
着付け三重仮紐振袖の豪華な飾り結びを作るための特殊な紐。1本
着付けコーリンベルト衿の開きを均等に整える。2本あるとより着崩れしにくい。1~2本
補正補正用タオル体の凹凸をなくし、寸胴の美しいシルエットを作る。4~5枚

まとめ

振袖を美しく着こなすには、着物、帯、そしてこれらの小さな小物たちが全て揃っていることが不可欠です。特に腰紐、伊達締め、帯板、そして三重仮紐は、着付けを支える骨格であり、これらが不足すると着付けが成り立ちません。

これらのアイテムの役割を知ることで、**「なぜこれが必要なのか」**が分かり、より積極的にコーディネートや準備を楽しめるようになります。

プロのスタッフとして、色合わせのご相談や、足りない着付け小物のご準備についてもいつでもサポートさせていただきますので、ご安心ください。

1. 小物次第で“同じ振袖が別の顔”に!

振袖のコーディネートは、まさに“色と小物のバランス”で決まります。
特に成人式のように華やかな場では、振袖本体の柄よりも、帯や小物の見せ方が印象を左右することも珍しくありません。

たとえば、同じ赤い振袖でも——
・金の帯に白の重ね衿、パールの帯締めを合わせると「王道で清楚」な印象。
・黒の帯に金レースの重ね衿、ゴールドの帯締めを合わせると「モードで大人っぽい」印象に早変わり。

つまり、小物は振袖コーデの“仕上げ”ではなく、“印象そのものを作る主役級アイテム”なんです。


2. 印象を変える鍵を握る小物BEST5

ここからは、特に印象の変化がわかりやすい5つの小物を順に解説していきます。
「どんな風に選ぶと自分らしさが出せるか」もあわせてチェックしてみましょう。


① 帯(おび)|全体の印象を左右する“振袖の要”

帯は、振袖コーデの中でも最も存在感のあるアイテムです。
体の中央に位置し、色・柄・結び方によって印象が劇的に変化します。

たとえば、金糸が入った袋帯なら“豪華で晴れやか”、
黒や銀ベースなら“クールでモダン”、
淡い色味の帯なら“柔らかく上品”な雰囲気に。

また、帯結びも印象を決める大きな要素。
立て矢結びでシャープに、ふくら雀でふんわり可愛く…と、後ろ姿の印象までコントロールできます。
「成人式の主役らしさ」を出すなら、やはり帯選びは妥協できないポイントです。


② 帯締め(おびじめ)|小さいけれど存在感抜群!

帯締めは、帯の中央に結ぶ細い紐ですが、実は印象を変える“最重要アクセント”。
結び目の位置や飾りのデザイン次第で、全体の印象が大きく変わります。

たとえば、
・赤やピンクなどの暖色系 → 可愛らしく華やかに
・黒やゴールド → 大人っぽくモードに
・白や淡色 → 清楚で上品に

最近は、組紐にパールやビジュー、金細工がついたタイプも多く、振袖のアクセサリー感覚で楽しめます。
また、結び方を少し変えるだけでも印象が変わるため、「前撮り」「成人式」「卒業式」でアレンジを楽しむのもおすすめです。


③ 重ね衿(かさねえり)|顔まわりの“第一印象”を左右する名脇役

重ね衿は、顔まわりに最も近い位置にあるため、見る人に与える印象を大きく左右します。
振袖全体の印象を“やわらかくする”のか、“引き締める”のかは重ね衿の色次第。

・白やパール入り → 清楚で透明感のある印象
・金や赤 → 華やかでお祝い感アップ
・黒やグレー → モードで引き締まった印象
・レースやくすみ色 → 今っぽくトレンド感ある雰囲気に

最近では2〜3枚重ねてグラデーションに見せる“ダブル衿”も人気。
少しの色遊びで個性が際立つので、振袖を人と被りたくない方には特におすすめです。


④ 帯揚げ(おびあげ)|さりげない色で雰囲気が変わる

帯揚げは、帯の上部分に少しだけ見える布ですが、その“少し”が意外と大きな差を生みます。
やわらかい素材でふんわりと見せると優しい印象に、きゅっと結んでコンパクトに仕上げると上品で大人っぽく。

同じ色でも絞りや刺繍の入り方で印象が変わるため、素材感にも注目しましょう。
最近は淡いニュアンスカラーやグラデーションタイプも増えており、モダン振袖との相性も抜群です。


⑤ 髪飾り・ヘアアクセ|印象を一瞬で変える最強アイテム!

小物の中でも最も印象が変わるのが「髪飾り」です。
なぜなら、顔のすぐ近くにあるため、見る人の視線が最初に集まる場所だからです。

・つまみ細工や和花 → 王道で上品な印象
・ドライフラワーや金箔 → ナチュラル&トレンド感
・大きめの造花やリボン → 華やかで存在感アップ
・水引アレンジ → 個性派でおしゃれ上級者

髪型や髪色とのバランスも重要で、ダウンスタイルなら軽やかな小花、アップスタイルならボリューム感のある飾りが映えます。
“振袖×髪飾り”の組み合わせは、まさに自分らしさを表現する最終仕上げ。


3. 配色バランスで印象を操るコツ

小物を選ぶときは、配色バランスを意識するのがポイントです。
呉服屋の現場では、よく「三色バランス」と呼ばれる考え方を使います。

  1. ベースカラー(振袖本体の色)
  2. メインカラー(帯などの大きい面積の色)
  3. アクセントカラー(小物で差し色を入れる)

この3つの色の組み合わせで、全体の印象が決まります。

たとえば、
・ベース:白 メイン:金 アクセント:赤 → 華やかで王道
・ベース:黒 メイン:銀 アクセント:紫 → シックで大人っぽい
・ベース:ピンク メイン:アイボリー アクセント:ミントグリーン → 優しくガーリー

アクセントカラーをどこに置くかで印象が変わるため、「重ね衿」「帯締め」「髪飾り」など、顔まわりにポイントを集めるのがおすすめです。


4. 小物選びで“自分らしさ”を表現しよう

振袖は、伝統的な装いでありながら、自分らしい個性を表現できる特別な衣装です。
だからこそ、「似合うかどうか」だけでなく「自分がときめくかどうか」も大切。

「かわいいより大人っぽく見せたい」
「人と被らないコーデにしたい」
「写真映えを意識したい」

そんな希望も、小物の力でしっかり叶います。
帯や重ね衿の色を変えるだけで“印象チェンジ”ができるのは、振袖ならではの魅力です。

1. 痛くなる原因を知ろう|草履が合わないとどうなる?

まずは、なぜ草履を履くと痛くなるのか。その原因を知っておくことが大切です。
一般的に、草履で痛みが出るのは次のようなポイントが多いです。

  • 鼻緒(はなお)がきつく、指の間や甲に食い込む
  • かかとが出すぎて安定しない
  • 底のクッション性が弱く、長時間歩くと疲れやすい
  • サイズが合っておらず、前滑りして指に負担がかかる

成人式の日は、会場までの移動・式典・写真撮影・友人とのおしゃべりや移動など、意外と立ったり歩いたりする時間が長いもの。
履き慣れない草履で一日過ごすと、足が痛くなるのも無理はありません。

でも、きちんと自分に合う草履を選べば、痛みは大きく軽減できます。


2. サイズ選びが最重要!草履の「ちょうどいい」は少し小さめ

草履のサイズ選びには、靴とは違った考え方が必要です。
一般的な靴では「ぴったり」か「少し余裕のあるサイズ」を選びますが、草履の場合は**かかとが少し出るくらい(5mm〜1cm程度)**がちょうどいいサイズ感です。

なぜなら、草履は歩くときに「足を滑らせて運ぶ」ような履き方をするため、かかとが少し出ている方が美しく見えるからです。
また、草履のかかと部分が長すぎると、歩くときに草履が足に引っかかり、鼻緒に負担がかかって痛みの原因になることも。

ただし、かかとが出すぎている場合はサイズが小さすぎます。
お店で試着するときは、草履を履いて3〜4歩歩いてみることをおすすめします。
前滑りしないか、かかとが安定しているかをしっかり確認しましょう。


3. 鼻緒のやわらかさで差が出る!足あたりの優しい素材を選ぶ

草履の中で足に直接当たる部分といえば「鼻緒-はなお-」。
この鼻緒が硬かったり太すぎたりすると、足の親指と人差し指の間がすぐに痛くなってしまいます。

痛くなりにくい草履を選ぶコツは、鼻緒の柔らかさと幅に注目すること。
布製でふんわりとした鼻緒や、ベルベット調・ちりめん素材など、指に優しくフィットする素材を選ぶのがポイントです。
また、鼻緒の裏地(裏側)にも注目してみましょう。
柔らかい起毛素材になっているタイプは、長時間履いても擦れにくく快適です。

さらに、レンタル草履を利用する場合は、鼻緒の調整が可能かどうかも大切なポイント。
お店によっては、鼻緒を少し緩めてもらえるサービスを行っているところもあります。
事前にスタッフに相談して、自分の足に合わせてもらいましょう。


4. クッション性のある草履で疲れにくく!

見た目は伝統的でも、最近の草履は履き心地を重視したものが増えています。
特におすすめなのが、低反発クッション入りの草履や、ウレタンソール仕様のタイプ
これらは足裏への衝撃を吸収してくれるため、長時間立っていても疲れにくい構造になっています。

また、かかとが高すぎる草履は、見た目には華やかでも前滑りしやすく、足指への負担が大きくなりがちです。
成人式や前撮りのように一日履く場合は、ヒール高は3〜5cm程度がバランス良く、安定感もあります。

当店でも、実際に「成人式当日は長時間歩いたけれど、全然痛くならなかった!」という声が多いのは、やはり柔らかい鼻緒×クッション底の草履を選ばれた方です。


5. 事前に慣らすのがコツ!前撮りやリハーサルで履いてみよう

新品やレンタルしたての草履は、最初は少し硬めに感じることがあります。
そのまま成人式当日を迎えると、「鼻緒がきつくて痛い…」となりやすいので、事前に慣らしておくことが大切です。

おすすめは、前撮りやヘアメイクリハーサルのときに同じ草履を履いてみること。
1〜2時間でも実際に歩くことで、足との馴染み方や痛くなる箇所を確認できます。
もし気になる箇所があれば、スタッフに相談して鼻緒を調整してもらいましょう。

また、当日どうしても長時間になる場合は、鼻緒部分にあたるところへ絆創膏や柔らかいパッドを貼っておくのも効果的です。
着付けの際、スタッフがそうしたケアも手伝ってくれることが多いので、気軽に声をかけてくださいね。


6. 草履バッグセットを選ぶと統一感&安心感◎

草履は単体でも選べますが、振袖レンタルでは「草履バッグセット」で用意されていることが多いです。
この場合、バッグと草履の生地・色・柄が統一されており、全体のコーディネートが美しくまとまります。

ただし、同じデザインでも草履のサイズや素材感に違いがあることも。
特に痛みにくさを重視するなら、セットの中から履き心地の良いものを選ばせてもらうのがおすすめです。

スタッフに「履きやすいタイプを見せてください」と伝えれば、足に合いやすい形状の草履を提案してもらえます。


7. 痛くならない+美しく見える草履の履き方のコツ

最後に、履き方にもポイントがあります。
草履は、足をぎゅっと押し込むように履くのではなく、指の股に軽く鼻緒をはさみ、足をすべらせるように歩くのが基本です。
最初は少し歩きにくく感じますが、正しい履き方を意識すると足への負担がぐっと軽減します。

また、立ち姿のときは背筋を伸ばし、草履のかかとを地面に軽くつけるように立つと、姿勢が美しく見えます。
痛くならないだけでなく、写真映えする立ち姿にもつながりますよ。


「可愛い」だけじゃない、“履きやすい草履”が成人式を左右する

草履は振袖コーデの仕上げでありながら、意外と“快適さ”を左右する大切なアイテム。
見た目だけで選ぶのではなく、サイズ・鼻緒の柔らかさ・クッション性の3つを意識して選ぶことで、痛くなりにくく快適に過ごせます。

特別な一日を、笑顔で、そして足元まで心地よく。
ぜひ、試着の際には「履き心地」にも注目してみてくださいね。

1. 小さなバッグだけでは足りない!「サブバッグ」は必須アイテム

振袖用のバッグは、華やかで小ぶりなデザインが多く、収納力はほとんどありません。
実際、入るのは「スマホ・ハンカチ・リップ」くらい。

成人式当日や撮影では、メイク直しグッズや替えのマスク、財布など、意外と荷物が増えがちです。
そんなときに便利なのがサブバッグ

おすすめは、

  • 持ち手付きの小さめトートバッグ
  • 折りたたんで振袖バッグに忍ばせられるナイロン製エコバッグ
    などです。

式典の間は控室に預けられることも多いので、貴重品以外はサブバッグにまとめておくと安心です。


2. 「絆創膏・痛み対策グッズ」は意外と重要!

慣れない草履で長時間歩くと、どうしても足の指やかかとが擦れてしまうことがあります。
そんなときに活躍するのが絆創膏靴ずれ防止パッド

特に、鼻緒の部分が当たって痛みやすい方は、
「鼻緒に貼れるタイプのクッション」や「柔らかいジェルパッド」を事前に用意しておくと安心です。

また、成人式当日は冷える時期でもあるので、貼るカイロもおすすめ。
ただし、振袖姿で体に直接貼ると着物を汚してしまうおそれがあるため、足元や腰の内側に軽く貼る程度がベストです。


3. 「ハンカチ・ティッシュ」は必ず持って

これは言うまでもなく必需品。
特に、写真撮影や式典中などは着崩れを直したくてもすぐにはできません。
口元を拭く・涙をぬぐう・手を清潔に保つなど、さっと使えるようにハンカチやポケットティッシュを用意しておきましょう。

おすすめは、

  • 厚みが少なくてバッグに入れやすいガーゼ素材
  • 華やかだけど色移りしにくい淡い色のもの

また、**汗拭きシートや制汗スプレー(小型タイプ)**を持っておくと、冬場でも暖房のきいた会場で快適に過ごせます。


4. 「リップ」「小型ミラー」で簡単メイク直し

成人式や前撮りの日は、朝早くからヘアメイクをすることが多いため、時間が経つとどうしても口紅が落ちたり、前髪が崩れたりします。
そんなときに重宝するのが、リップと小型ミラー

特にリップは、ヘアメイクの印象を大きく左右します。
写真撮影や集合写真の前に、サッと塗り直すだけで顔色が明るく見えます。

おすすめは、

  • ティントタイプの落ちにくい口紅
  • 振袖バッグにも入る小さめの折りたたみミラー

また、フェイスパウダーの代わりにあぶらとり紙を持っておくと、メイク直しもスムーズです。


5. 「替えのマスク」や「ヘアピン」も地味に助かる!

最近の成人式では、写真撮影のときだけマスクを外すことが多いため、清潔な替えマスクを数枚持っておくと便利です。
特に口紅がついてしまったときのために、1〜2枚多めに入れておくのがおすすめです。

また、風が強い日や長時間の移動で髪型が乱れてしまった場合に備えて、予備のUピン・アメピン・ミニスプレーを持っておくと、すぐに整えられます。

美容室でセットしてもらった髪型も、少しの直しで綺麗な状態をキープできます。


6. 「小銭・ICカード」は別にしておこう

成人式当日は、タクシーや電車、友人との移動などでちょっとした支払いが発生することも。
振袖姿だと財布を取り出すのも一苦労なので、小銭入れや交通系ICカードを別にしておくと便利です。

バッグに直接入れるより、サブバッグに小さなポーチでまとめておくのが安心。
また、会場で記念写真を購入するケースもあるため、少し余裕を持った金額を用意しておくと慌てません。


7. 「着崩れレスキューグッズ」で安心!

いくら丁寧に着付けても、時間の経過とともに少しずつ緩んでしまうこともあります。
特に座ったり立ったりを繰り返す成人式当日は、腰紐がゆるんだり、帯の形が崩れたりすることも。

そんなときのために持っておきたいのが、

  • 和装用クリップ(帯や袖を仮留めできる)
  • 伊達締め(ゴムタイプ)
  • 予備の腰紐

これらを持っておくと、控室やお手洗いでちょっと直すだけで、見た目を美しく保てます。
着付け直しが難しい場合でも、スタッフに頼めばサッと整えてもらえることが多いですよ。


8. 「防寒アイテム」も忘れずに!

成人式の多くは1月。
地域によっては雪が降ることもあるため、防寒対策はしっかりしておきましょう。

おすすめは、

  • 足袋インナー(足先用の薄手ソックスタイプ)
  • ショールやファー(写真映え&防寒どちらも◎)
  • カイロ(腰や足元に)

ただし、厚手のインナーや靴下を履くと草履がきつくなることがあるため、事前にサイズ確認をしておきましょう。
草履の中に入れるつま先カイロも人気です。


9. 「携帯用充電器」も忘れずに!

成人式当日は写真や動画を撮る機会がたくさん。
気づけばスマートフォンのバッテリーが切れていた…という声も多いです。

そんなときに役立つのが携帯用充電器(モバイルバッテリー)
軽くてコード付きのタイプを持っておくと安心です。
充電ケーブルを忘れやすいので、あらかじめセットでバッグに入れておきましょう。

※ただ携帯用充電器は荷物になることが多いのであらかじめしっかり携帯を充電しておくことがオススメです

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定休日:毎週水曜日

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