皆さんこんにちは。Rental&photo ARIEL+桂 宇多津店の増田です。ハタチの集いは一生に一度の式典。いいお天気になることが一番ですが、天候は選べず雨が降ってしまうこともあります。ですが、天気は誰にも変えられないもの。そんなときこそ、「雨でも大丈夫!」という心の準備をしておくことと何よりご家族様のサポートも欠かせません。

本日はハタチの集いの日が雨でも安心!振袖レンタル時の雨対策についてご紹介していきます。

◆ 振袖はとても繊細な衣装です

振袖は、絹-きぬ-を中心としたとてもデリケートな素材でできています。
豪華な刺繍や金彩(きんさい)、絞りや箔加工などが施されたものも多く、水分や摩擦にとても弱いという特徴があります。

◆ 雨で濡れるとどうなるの?

以下のようなトラブルが起こる可能性があります:

  • 水ジミが残る
     特に絹素材は濡れると「輪ジミ」ができやすく、乾いても跡が残ることがあります。
  • 色落ち・色移り
     帯や長襦袢(ながじゅばん)と振袖の色が重なった状態で濡れると、色がにじんで移ることがあります。
  • 重くなって着崩れやすくなる
     濡れると着物の裾や袖が重くなり、引っ張られて着崩れしやすくなります。
  • 裾や袖に泥ハネがつく
     草履や足袋で歩く際に、跳ねた水や泥が裾に付着しやすくなります。

◆ 特に注意したい「3つのポイント」

① 袖(そで)

振袖の一番の特徴でもある「長い袖」は、傘の外に出やすく、濡れやすい部分。
腕を体の前にまとめて持つだけでも、水濡れを防げます。

② 裾(すそ)

歩く際に泥が跳ねやすく、雨水が溜まりやすい場所。裾を手で少し持ち上げるか、タオルなどでカバーすると安心です。

③ 足元(足袋-たび-・草履-ぞうり-)

草履に水が染み込むと滑りやすく、足袋が濡れて冷たくなるため、不快感が強くなります。
雨用のカバーや予備の足袋を用意するのがベスト。

◆ 雨に強い加工ってあるの?

店舗によっては、振袖に「撥水加工(はっすいかこう)」を施すことも可能です。
ただし、すべての着物にできるわけではなく、事前申込や追加料金が必要な場合もあるので、早めに店舗へ相談するのがおすすめです。

◆ レンタルの場合は要注意!

濡らしてしまった場合、「クリーニング代が別途発生」することもあります。
レンタル契約の内容を事前に確認しておくと安心です。

◆ 振袖姿はいつもより“かさばる”!

振袖は、袖が長く・広がりがあり、帯も高めの位置でボリュームがあるため、通常の服装よりも身体の幅が広くなります。
そのため、普段使いの傘(50cm前後)では身体も着物も十分にカバーできないことが多いのです。

◆ 理想は「60〜70cm以上」の長傘

振袖を雨からしっかり守るには、60cm以上の大きめ長傘が最適です。
ジャンプ傘(ワンタッチ式)なら開け閉めも楽で、片手で操作できます。

また、大きな傘なら「袖」「髪型」「帯」「メイク」など雨に濡らしたくない箇所をまとめてカバーできるので安心感が違います。

◆ 傘の種類ごとのメリット・注意点

傘の種類メリット注意点
✅ 透明ビニール傘顔や髪型が見えて写真映え◎、安価安っぽく見えないように、柄やデザインにこだわると良い
✅ 和傘・和風柄傘着物との相性抜群!写真映え最高開閉に時間がかかる、やや重いことも
✅ ジャンプ傘(無地or和風)開閉が楽、雨の広がりをしっかりガードサイズ感に注意。60cm以上推奨
❌ 折りたたみ傘持ち運びに便利だが、振袖には不向き小さすぎて振袖全体をカバーできない、濡れる危険大

◆ 移動時の傘のさし方のコツ

  • 前傾姿勢にならないよう注意(首元や髪が濡れやすくなる)
  • 肩と袖をしっかり覆うように意識
  • 袖が出やすい場合は、もう片方の手で袖を内側に軽く押さえる

傘をさしながら片手で振袖の裾や袖を押さえるだけでも、汚れ防止に大きな効果があります。

◆ 傘の色や柄も「着物と調和」が大事

透明傘が無難ではありますが、
「写真撮影」や「雰囲気づくり」を意識するなら以下のようなチョイスもおすすめです:

  • 振袖の色味に合わせた傘(例:赤系の着物にワインレッドの傘)
  • 和モチーフ(桜柄・麻の葉柄など)の傘
  • 写真映えする上品なデザイン(ツヤのある無地など)

傘も“コーディネートの一部”と考えると、おしゃれ度がアップします!

◆ 実は一番濡れやすいのが「足元」

成人式当日、雨で一番心配なのが「裾」や「袖」…と思われがちですが、実際に一番濡れやすくて不快になりやすいのが“足元”です。
足袋は布製で濡れるとすぐ冷たくなり、草履も滑りやすくなって転倒の危険が増します。

◆ 雨の日は草履の「カバー」または「専用草履」が必須!

✅ 草履カバー(レインカバー)⇧

  • 透明なビニール素材で、草履にすっぽりかぶせて履くタイプ
  • 草履の形がきれいに見えるため、見た目も◎
  • 草履の底まで覆えるものを選ぶと安心です

草履カバーはネット通販や着物小物専門店で購入可能(数百円〜)になります。様々な種類があるそうで、オススメなのは草履全体を覆ってくれるタイプです。成人式の日だけでなく、雨の日の和装全般に活躍してくれます!!草履カバーも様々な形があるので着物の雰囲気に合わせてみてもいいと思います。

※レンタルショップによっては、草履カバーを無料で貸し出している場合もあるので、貸出があるか事前に確認しておきましょう。

✅ 雨草履(撥水仕様の草履)

  • 草履自体が防水仕様になっているタイプ
  • 底が滑りにくく、鼻緒の素材も雨に強い
  • 普段の草履よりやや重さがありますが、安心感が大きい!

→ 雨の予報が事前にわかっている場合、雨草履のオプションレンタル(レンタルがある場合)を相談するのも◎

◆ 足袋の替えは最低でも1足は持ち歩こう

雨で濡れた足袋は冷たくなり、歩きづらくなるだけでなく、室内での見た目にも影響します。
履き替え用の白足袋を1〜2足持参しておくと、式典後の食事会や撮影にも対応できます。

また、最近では撥水加工された「雨用足袋カバー」も販売されています。足袋の上から装着するだけで、雨水や泥の跳ね上げを防止できます。

◆ 雨の日に向いていない履き方・避けたいこと

  • サンダルやスニーカーで移動 → 雨は防げても、履き替え時に裾を汚しやすい
  • 滑りやすい石畳や駅のタイル → つるっと滑りやすいので注意!

雨の日は、見た目のかわいさだけでなく、「歩きやすさ」「滑りにくさ」を重視した足元対策が大切です。

◆ 1. 草履は滑りやすい!底をチェックしよう

草履の裏(底)は、革や樹脂素材でできていることが多く、滑り止めがついていないものもあります
晴れの日用の草履をそのまま履くと、タイルや濡れたアスファルトで滑ってしまうことも…。

対策:

  • レンタル前に草履の裏が「滑り止め付き」か確認する
  • 心配な方は滑り止めシート(滑り止めゴム)を自分で貼るのも◎(100円ショップでも手に入ります)

◆ 2. 歩幅は小さく!すり足気味でゆっくり歩こう

振袖を着て草履で歩くときは、普段のような大股では歩けません。
特に雨の日は、無理に歩こうとすると滑ったり転んだりするリスクが高まります。

歩き方のコツ:

  • 歩幅を狭くして、ゆっくり一歩ずつ進む
  • 「かかとから着地」はNG!足の裏全体を平らに着地するイメージで
  • 足を少しずつ前に出す“すり足”のように歩くと安定感が出ます

◆ 3. 階段や段差は特に注意!手すりを使って安全第一

階段や段差は、草履が引っかかりやすく、特に雨で濡れていると危険です。

気をつけるポイント:

  • 手すりがあれば必ず使いましょう
  • 袖や裾が濡れないよう、片手で軽く持ち上げながら登る
  • 一段ずつゆっくり進んで。無理に急がないのがコツです

◆ 雨の日の草履は「ゆっくり・慎重に」が大事!

慣れない草履+雨道は、誰でも不安になります。
だからこそ、「焦らず、慎重に、歩きやすい道を選ぶ」ことを意識してみてくださいね。

また、ご家族の方やお友達に付き添ってもらうのもおすすめです。
荷物を少し持ってもらったり、歩く道を見ていてもらうだけで、安心感がぐっと増します。

◆ 振袖の裾は地面スレスレだからこそ注意!

振袖は長めに仕立てられており、帯でたくし上げて「おはしょり」を作るのが特徴。
そのため、足元の裾は通常の洋服よりもかなり地面に近い位置にあります。

雨の日には、水たまり・泥はね・滑りやすい地面などから裾を守ることが重要です。

◆ 裾を汚さない「歩き方のコツ」

  1. 歩幅は小さく・ゆっくり
     → 歩幅が大きいと裾がはね上がり、泥がつきやすくなります。
  2. 足をするようにではなく、少し持ち上げる意識で
     → 草履の底が地面に引っかかるとバランスを崩す原因にも。
  3. 内股ぎみに歩くと裾がまとまりやすい
     → 裾が外に広がりにくく、足元も見えやすくなります。

◆ 裾を上手に持ち上げる方法

振袖の裾が長く、地面につきそうな時は片手でそっと持ち上げて歩くのが一番の対策です。

具体的な持ち方:

  • 利き手で傘をさし、もう片方の手で前身頃の裾を軽くつまむ
     → 裾全体を持ち上げると着崩れの原因になるため、裾先(すそさき)だけ軽くつまむ程度でOK!
  • 袖も一緒に腕にかけるか、手に添えてまとめると◎
     → 袖が地面に垂れないように工夫しましょう。

ポイント:

  • 「ぐっと持ち上げすぎる」と裾が乱れてシワになるので、軽く・さりげなくがコツです

◆ 階段や段差では特に注意!

階段ではつまずきやすく、裾が階段の角に引っかかることも。

  • 必ず手すりを使う
  • 階段を上るときは裾をしっかり持ち上げる
  • 下りは慎重に、段差を確認してから一歩ずつ

周囲が混雑しているときは、慌てずに落ち着いて行動しましょう。

◆ タオルや風呂敷で裾を守るテクニックも

どうしても泥はねが心配な方は、足元に白いフェイスタオルや風呂敷を巻いて歩く方法もあります。

  • 草履と裾の間にタオルを挟む
  • 撮影直前に外す or 室内で外す

見た目にはやや不自然になるかもしれませんが、移動中の“着物を守る”応急処置としては効果的です。

◆まず落ち着いて確認を!「濡れたのはどの部分?」

雨で濡れてしまったとき、大切なのはまず落ち着いて状態を確認することです。特に濡れやすいのは以下の3つの場所です。

  • 裾(すそ):地面に近く、雨水・泥はねがつきやすい
  • 袖(そで):傘から出て濡れてしまうことが多い
  • 帯まわり:傘のしずくが垂れて濡れるケースも

部分的に濡れているのか、全体的にしっとりしているのかを確認しましょう。

◆【応急処置①】軽くタオルで「ぽんぽん」と水分を取る

まずやるべきは、水分を吸い取ることです。
ただし、こすったり、強く押し付けるのは絶対にNG!
生地を傷めたり、シミが広がったりする原因になります。

  • 清潔なタオル(できれば綿の白いもの)やハンカチで
  • ぽんぽんと優しく叩くように水分を吸い取る

※着物の素材が「正絹(しょうけん)」の場合、水に弱いので特に丁寧に扱ってください。

◆【応急処置②】ドライヤーは使わないで!自然乾燥が基本

「早く乾かしたい!」という気持ちで、ついドライヤーや暖房を使いたくなるかもしれませんが、これもNGです。

  • ドライヤーで乾かす
  • ハンガーに吊るして風にあてる(重みで着物が伸びます)
  • 平らな場所に広げて、陰干しで自然乾燥

もし自宅で広げられない場合は、そのまま呉服店に連絡して、専門の対応をお願いしましょう。

◆【応急処置③】汚れがついていたら触らずそのまま

泥はねや汚れがついている場合、「とりあえず拭こう!」と思う方もいらっしゃるのですが、これは要注意です。

  • 濡れたタオルで拭き取る
  • ティッシュでこする
  • 洗剤やシミ抜き剤を使う

汚れがついたままの状態でも、下手に触らない方が綺麗に直る可能性が高いです。早めに呉服店に相談するのが安心です。

◆レンタル品の場合はすぐにお店に連絡を!

振袖がレンタル品である場合、まずは返却前にお店へご連絡しておきましょう。

ほとんどの呉服店では、

  • 濡れた場合の対応
  • 汚れてしまった場合の補償
  • 専門クリーニングの有無

など、明確なルールが決まっています。
お客様が自分で手を加えてしまうより、早めの連絡でトラブルを防ぐことができます。

~濡れた小物をスマートに片づけるコツ~

成人式当日、「朝は雨だったのに、式が終わった頃には晴れてきた!」なんてこともよくあります。
そんなとき困るのが、使い終わった“濡れたアイテム”の扱いです。
濡れたままの草履カバーやレインコート、傘などをどう収納したらいいか迷いますよね!!濡れたレイングッズをスッキリ収納する方法とポイントをご紹介します!

◆1. 【ビニール袋 or ジップバッグ】は必携!

濡れたレインコートや草履カバーなど、濡れたものをそのままバッグに入れるのはNG
他の荷物や振袖を汚してしまう可能性があります。

おすすめアイテム:

  • コンビニ袋(中〜大サイズ)
  • フリーザーバッグ(Lサイズ)
  • 100円ショップの「濡れ物専用ポーチ」

POINT: あらかじめ畳んでバッグの底に1枚忍ばせておくだけで、安心感が違います◎

◆2. 【レインコート・ポンチョ】は内側を外にして畳む

振袖の上から着ていたレインコートや和装ポンチョは、内側(体に当たっていた面)が乾いていることが多いです。
濡れた外側を内側に畳んでしまうと、その湿気が他の荷物に移ってしまうことも。

収納のコツ:

  • 外側の濡れを確認したら、乾いた面を外側に畳む
  • タオルで軽く水分を吸ってから畳むとさらに◎
  • ビニール袋に入れた後は、別のバッグに移して持ち運ぶのがおすすめ

◆ 3. 【草履カバー】はタオルでひと拭き → 個別袋へ

草履カバーは使い終わった後、タオルやティッシュでさっと拭いてから袋に入れるのがベスト。

おすすめの流れ:

  1. 使用後、ハンカチやフェイスタオルで水分を拭き取る
  2. 小さなビニール袋に入れて、バッグの隅へ
  3. 忘れずに「帰宅後すぐ出して干す」のをお忘れなく!

◆4. 【傘】はカバー付き or 持ち運び専用ケースに

式典後に晴れても、傘はまだ濡れている場合が多いですよね。
傘カバー傘ケースがあれば、荷物を濡らさずに済みます!

おすすめアイテム:

  • 吸水タイプの傘カバー(タオル地のもの)
  • ペットボトルサイズの折りたたみ傘専用ケース

POINT: 成人式後の移動が電車やバスの場合、他の人に水が飛ばないように気遣いがあると印象UP!

◆ 5. 【サブバッグ】があるとぐっと便利!

大きめのサブバッグを1つ用意しておくと、濡れた物・使い終わったものをすべてまとめて収納できます。
和装用バッグは小さいので、別に用意しておくのが安心です。

おすすめは:

  • ナイロン製のエコバッグ(濡れてもOK)
  • ジップ付きの防水トートバッグ

天候は変えられないからこそ、雨の日の振袖姿を楽しみましょう!!雨の日こそ、支えてくれるご家族や友達のありがたさが身に沁みる日。「傘を持ってくれた」「裾を気にかけてくれた」「雨の中でも一緒に写真を撮ってくれた」など。
――そんな小さな優しさが、大人になった日を象徴する思い出になるはずです。式が終わったあとに「今日は雨だったけど、すごく温かい一日だったね」って笑い合えるような一日になりますよ!!

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アリエルは、高松市・宇多津町・坂出市・丸亀市・善通寺市・多度津町・三豊市・観音寺市・まんのう町・綾川町など香川県全域・徳島県や愛媛県からもたくさんのお客様にお越し頂いております。

振袖レンタル・販売、卒業袴レンタル、お子さまの撮影も可能です。店舗によって取り扱いメニューが異なりますので、お近くの店舗へお問合わせ下さいませ。

~店舗紹介~

-フォトスタジオアリエル-

♥レインボー本店

TEL:0120-69-0753

営業時間:10:00~19:00(年末年始休業)

-& Love Photo by ARIEL-

♥イオンモール高松店

TEL:0120-46-0753

営業時間:10:00~19:00(年末年始休業)

定休日:毎週水曜日

-Rental&Photo ARIEL+桂-

♥イオンタウン宇多津店

TEL:0120-85-0753

営業時間:10:00~19:00(年末年始休業)

定休日:毎週水曜日

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