皆様こんにちは。ARIEL+桂 宇多津店の増田です。
本日は、この夏に夏祭りなどで浴衣(ゆかた)を着ようとお考えの方必見!!浴衣の着用時必要なものと事前のお手入れをご紹介します。
浴衣の着付けも承っております。
〇浴衣(ゆかた)とは
木綿(もめん)の浴衣地でつくられた和服の一種。湯帷子(ゆかたびら)の略でもともとは貴人が沐浴の時に着用した麻(あさ)の単衣(ひとえ)のこと。室町時代から江戸時代初期にかけて、盆踊りなど流行し一般の方でも着用されだしました。浴衣は湯上りのくつろ着や夏祭りなどに着用されています。素肌の上から着用し、素足に下駄を履くスタイルが一般的です。
〇浴衣を着る時必要な物
☆浴衣(ゆかた)
浴衣を選ぶ時、大体が「フリーサイズ」と表記されています。大まかに155㎝の方から170㎝の方まで切ることができます。女性の浴衣の場合は帯の下に”お端折り(おはしょり)”という折り返し部分で調整できるため自身の身長から+-10㎝くらいまでカバーができます。
身丈(みたけ)の長さはカバーできますが、既製品で注意する点はお袖(そで)の裄丈(ゆきたけ)です。こちらは調整が効かないので身長がフリーサイズ内であっても、人により腕の長さが違うため心配な方は一度、裄丈(ゆきたけ)を測ってみておくのもいいかもしれません。
※裄丈の測り方…腕を水平に伸ばし背中の中心(首の後ろの付け根の真ん中にある骨)から腕のくるぶしまでの長さが裄丈になります。
ちょうどいい長さは、手のくるぶしにかかるくらいがベストです。長いと季節感が失われます。少々短い分には問題はありませんが、短すぎるのは見た目が良くないので注意が必要です。
☆帯(おび)
浴衣はカジュアルな着物ですので、半幅帯(はんはばおび)や兵児帯(へこおび)を締めるのが一般的です。柔らかくふんわり可愛い印象になるのは兵児帯、綺麗にかっこよく粋な印象なのは半幅帯になります。一人で着付けするときなど便利なもともとリボン結びになっている作り帯(つくりおび)もあります。
☆肌着(はだぎ)
浴衣は生地が薄いため外出するときは肌着を着用しておかないと下着が透けたりラインが出てしまいます。それに肌着は汗を吸収してくれます。外出する際は必ず肌着を着用しておきましょう。肌着はワンピースタイプやセパレートタイプがあります。セパレートタイプで下にステテコを履いている方もいらっしゃいます。
和装姿(わそうすがた)は胸がなるべく平の方が美しいとされておりますので、肌着の下に着る下着はバストアップ効果が少ないものやノンワイヤーなどスポーツブラがオススメです。ワイヤー付きでも大丈夫ですが着付けをした際に締め付けを感じ苦しくなる場合があるのでなるべく締め付けがないブラジャーがオススメです。色はなるべく肌色に近いものが浴衣に響きません。
ショーツはブラジャーと同じで肌色に近いものを選びましょう。レースや装飾(そうしょく)が付いていると浴衣に響いてしまうため、シームレスという縫い目がなく肌になじむタイプを付けると綺麗に見えます。
浴衣は前側は2枚重なっていますが後ろ側は1枚になりもともと薄い素材なので下着が透けてしまい、折角の浴衣姿が台無しになってしまいますので、下着にも気を付けてみて下さいね。
和装用(わそうよう)肌着が一番最適ですが、洋服用インナーでも代用が可能です。タンクトップやキャミソールにペチコートを合わせたりします。下半身にもショーツの上から履いておくことにより汗を吸着してくれて透け防止や裾(すそ)さばきをよくしてくれて歩きやすいです。洋服用インナーで気を付けて頂くことは、衿ぐりがしっかりあいているもの、ペチコートなど下半身に着用するものは長さや素材に気を付けて下さい。吸汗性や通気性に優れたものを選ぶといいでしょう。
☆腰紐(こしひも)3本~4本
浴衣を着付するときに必要な紐になります。ウエスト部分の腰紐はウエストベルトを使用すると締め付けられている感じがなく楽に着ることができます。
☆コーリンベルト
浴衣を長時間着ていると衿元(えりもと)が着崩れしてしまうことが多々あります。コーリンベルトはゴムの紐の両端にクリップが付いておりそのクリップに両方の衿を止めて固定しておくことで着崩れがしにくくなります。
☆伊達締め(だてじめ)
布タイプとマジックタイプの2種類がありどちらを使用しても問題はありません。マジックベルトタイプの方が簡単で使いやすいです。衿合わせ(えりあわせ)やおはしょりが崩れないようにキープするため使用します。
☆帯板(おびいた)
前板(まえいた)とも言い、帯が綺麗に張ってシワが寄らないようにするために使用します。メッシュ素材のものもあり、そちらは通気性が良いので暑いときにはオススメです。
☆タオル
浴衣に似合う体形にするため補正用(ほせいよう)で使用します。
着用する人によってタオルの枚数は個人差があります。薄手のものを使用すといいです。
☆飾り紐(かざりひも)
浴衣は一般的に帯揚げ(おびあげ)や帯締め(おびじめ)はしないのですが、単色の帯など飾り紐を使用するとアクセントになりオシャレになります。飾り紐は帯締めのような効果があり帯が緩みにくく着崩(きくずれ)れも防いでくれます。
☆下駄(げた)・バッグ
バッグと下駄のセットの物や浴衣や帯と色を合わせたものにすると一層オシャレになります。
流行のカゴバッグも見た目が涼しく中身もたくさん入るので持っている方も多いです。最近では下駄でなくスニーカーを合わせる方も増えてきました。
☆髪飾り(かみかざり)
浴衣を着る時一緒にヘアセットする方も多いですが髪飾りも付けると一層華やかになります。
バレッタタイプや簪(かんざし)タイプなど、大きい物や小ぶりのものなど種類は様々なので、浴衣の雰囲気に合うものや色を浴衣と合わせるなど選んでみて下さいね。
〇事前のお手入れ
一年に数回しか着ない浴衣ですが、着る前は早めに出しておき事前にチェックしておきましょう。シミになっていたりシワシワになっていたり….とすぐに着ることができないかもしれません。
浴衣はシワがないほうがキレイなので、早めに出しハンガーにかけて吊っておきましょう。吊っていても直らないようなシワはアイロンをかけたりして伸ばしましょう。
綿の浴衣は高温で、ポリエステルの浴衣は中温でと温度調節が大切です。いきなり見える面に当てるのは怖いので帯などで隠れている所から当て行くのがオススメです。
いきなりアイロンを当てるのは怖い!!という方は帯で隠れるところから少しずつ当てていくのがオススメです。帯はデリケートなアイテムになるのでアイロンを当てる場合は中温以下で当て布を当ててからサッと当てましょう。
着用する数日前に浴衣を出してシミなど汚れがないかや着付けに必要なものが揃っているかなどをチェックし衣紋掛けに浴衣や小物類をひっかけておきましょう。
事前に慌てることがないように大切になるのが着る前ではなく着た後になります。
そのまましまっておくとシミの原因となります。お家で洗濯できる浴衣もありますが、色落ちなどしてしまう場合もありますので浴衣を着た後はクリーニングに出して汗汚れやしわを伸ばしてもらい、また着る機会まで丁寧に保管しておくことがオススメです。
帯は付いてある洗濯表示を確認して洗濯できる素材なのかできないのかを確認しておきましょう。乾いたタオルで汚れを拭き目立った汚れがなければ風通しのいい場所に干しておきましょう。その時洗濯ばさみなどでとめてしまうと形が付いてしまうので止めておきましょう。正絹や金糸が入ったものはお家で洗濯ができないので汚れている場合はクリーニングに出しましょう。
肌着やタオルなどは洗濯をして、腰紐や伊達締めなどは洗濯をすると縮んでしまう場合があるので着付けに必要な紐類などはお天気のいい日に日陰の風通しのいい場所で干して汗を飛ばします。しわが寄っていたら裏側から当て布をしアイロンをかけてあげることで長く使えます。
〇最後に
この夏は夏祭りも復活し浴衣を着て花火大会などお祭りに行かれる方も多いと思います。着る当日に慌てることがないように数日前にチェックしておくことと着た後のお手入れがとても大切になります。
この夏は浴衣を着てたくさんお出掛けしてみて下さいね!!
アリエル宇多津店では、着付けに必要な紐類や肌着の販売も行っております。
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