皆様こんにちは。Rental&photo ARIEL+桂 宇多津店の増田です。

「卒業袴のヘアメイクって、どこまでちゃんとしないといけないんですか?」
これは、袴のご相談を受ける中でとても多いご質問のひとつです。

普段からメイクやヘアアレンジを楽しんでいる方にとっては、「いつもより少しきれいにすればいいかな?」とイメージしやすいかもしれません。
一方で、

というお嬢様も、実はとても多くいらっしゃいます。
さらに、お母様からも
「うちの子、メイクもヘアセットもしたことがなくて…大丈夫でしょうか?」
と、心配そうにご相談いただくことも少なくありません。

結論からお伝えすると、卒業袴のヘアメイクは“気合を入れすぎなくて大丈夫”。でも“何もしない”は少しもったいない、というのが私たちプロスタッフの本音です。

卒業式は、普段着とはまったく違う「和装姿」で過ごす一日です。
袴は洋服よりも、

  • 襟元がしっかり見える
  • 顔まわりが強調される
  • 写真に残るシーンがとても多い

という特徴があります。

そのため、すっぴんやノーセットの髪のままだと、
「服装だけ浮いて見える」「顔がぼんやり見える」「写真で見ると少し寂しい印象」
になってしまうことがあります。

逆に言えば、ほんの少し整えるだけで、袴姿はぐっと完成度が上がるのです。

「フルメイク・完璧ヘア」じゃなくていい

ここでよくある誤解が、
「卒業袴=成人式みたいにしっかりヘアメイクしないといけない」
というイメージ。

ですが、卒業式のヘアメイクは、成人式ほど華やかでなくて大丈夫です。
大切なのは、

  • 清潔感があること
  • 袴に合ったバランスになっていること
  • 写真にきれいに残ること

この3つ。

例えばメイクなら、

  • ベースは薄めでもOK
  • 眉とリップだけ整える
  • 肌色を均一にする

これだけでも、袴姿との相性はぐっと良くなります。

ヘアも、

  • きれいにブローする
  • 軽く巻いてまとめる
  • 顔まわりを整える

といったシンプルなアレンジで十分「きちんと感」が出ます。

「メイクって、何から始めたらいいか分からない」
「普段は日焼け止めだけ。化粧品もほとんど持っていません」

まずお伝えしたいのは、「メイク初心者=卒業式に向いていない」わけではまったくないということ。
卒業袴のメイクは、実は「派手にする技術」よりも、整える意識のほうが大切です。

では、卒業袴のメイクは、洋服のメイクと何が違うの?

普段のお出かけメイクと、卒業袴のメイクの一番の違いは、
“写真と全身バランス”を意識することです。

卒業式では、

  • 明るい場所・暗い場所、両方で写真を撮る
  • 正面・斜め・引きの全身写真が多い
  • 着物や袴の色柄がはっきりしている

という状況になります。

そのため、普段通りの薄すぎるメイクだと、
「顔がぼやけて見える」「表情がはっきりしない」
ということが起こりやすいのです。

逆に、ほんの少しだけ“写真用”を意識することで、ぐっと印象が良くなります。

和装メイク=濃い、ではありません

「和装メイク」と聞くと、
白塗りや濃い口紅をイメージされる方もいらっしゃいますが、
卒業袴の場合はまったく違います。

卒業袴の和装メイクの基本は、

  • 肌は自然に
  • 目元は優しく
  • 血色感をプラス

この3つだけ覚えておけば大丈夫です。

① 肌づくり:まずは“顔色を整える”

メイク初心者さんにとって一番大切なのが、肌づくりです。
といっても、難しいことはありません。

目的はただひとつ。
「顔色を均一に見せること」

  • 日焼け止め
  • 化粧下地
  • 薄くファンデーション

このどれか、もしくは組み合わせるだけでOKです。

ポイントは、
「隠そうとしすぎない」「厚く塗らない」こと。
卒業袴の場合、肌の質感が自然な方が、清楚で学生らしい印象になります。

② 眉:描けなくても“整える”だけでOK

メイク初心者さんが一番苦手なのが眉。
ですが、卒業袴では完璧に描く必要はありません

  • 眉の形を整える
  • 足りないところを少し足す

これだけで十分です。

眉が整うと、
「ちゃんとしている感」「大人っぽさ」が自然に出ます。
実際に、
「眉だけ整えたら一気に袴が似合うようになった」
というお声もとても多いです。

③ 目元:頑張らなくて大丈夫

アイシャドウやアイラインに不慣れな方は、無理に使わなくてOK。

  • まつ毛を軽くカールする
  • 明るすぎないベージュ系を薄くのせる

まつげをあげるだけでも、目元は十分はっきりします。

「何もしない」よりも、
“少しだけ影を足す”くらいの気持ちで大丈夫です。

④ リップ:これだけはぜひ取り入れてほしい

もし「一つだけやるなら?」と聞かれたら、
私たちは迷わずリップをおすすめします。

袴は首元が開く分、顔色がとても目立ちます。
リップを塗るだけで、

  • 顔色が明るく見える
  • 写真で健康的に映る
  • 全体の印象が引き締まる

という効果があります。

色は、
ピンク・コーラル・ベージュ系など、
「元の唇に近い色味」を選べば失敗しにくいです。

① ヘアメイクのイメージは前日までに決めておく

当日の一番のバタつきポイントが、
「どういうヘアメイクにするか決まっていない」こと。

  • まとめ髪か、ハーフアップか
  • 前髪は上げる?下ろす?
  • ナチュラル・大人っぽい・かわいい

このあたりを、ざっくりでいいので決めておくことが大切です。

写真を1〜2枚用意しておくと、
プロに任せる場合も、ご自身でセットする場合もスムーズです。

② 前髪・眉は前日に整えておく

意外と忘れがちなのが、前髪と眉の最終チェック。

  • 前髪が伸びすぎていないか
  • 眉がボサボサになっていないか

当日慌てて切ったり剃ったりすると、
失敗の原因になることも。顔の産毛も剃っておくことによりお化粧乗りも変わってきます。

前日までに整えておくことで、当日は安心して支度ができます。

③ メイク初心者さんは「使う物」を前日に確認

普段メイクをしない方ほど、
「当日になって足りないことに気づく」ケースが多いです。

前日までに、

  • 下地 or ファンデーション
  • 眉用アイテム
  • リップ

この最低限がそろっているかチェックしましょう。

使い慣れていない新しい化粧品を、
当日いきなり使うのはおすすめしません。
事前に一度試してみるだけでも、安心感が違います。

④ 髪のコンディションを整えておく

ヘアセットの仕上がりは、
実は「前日の髪の状態」に大きく左右されます。

  • 前日にしっかりシャンプーする
  • トリートメントでまとまりを出す
  • 寝ぐせがつきにくい状態にする

これだけでも、当日のセットがぐっと楽になります。

ただし、オイルや重いトリートメントのつけすぎには注意。
ベタつくと、セットが崩れやすくなります。当日の朝につけるのも控えておきましょう。

⑤ あると安心!当日の持ち物リスト

当日バッグに入れておくと安心なものも、
前日までに準備しておきましょう。

  • リップ(塗り直し用)
  • ヘアピン・ゴム
  • 小さな鏡
  • ハンカチ・ティッシュ

特にリップは、写真前にサッと直せるので必須です。

⑥ プロに任せる場合も「丸投げ」はNG

ヘアメイクをプロに任せる場合でも、
何も伝えずにお任せしてしまうと、
「思っていたイメージと違った…」ということも。

  • ナチュラルがいい
  • 派手すぎないようにしたい
  • 普段の雰囲気を残したい

こういった感じで伝えるだけでも
仕上がりの満足度はぐっと高くなります。

【セミロング・ロングさん】顔型別おすすめアレンジ

丸顔さんにおすすめ

ポイント:縦ラインを作ること

  • トップに少し高さを出したアップスタイル
  • 低すぎない位置のまとめ髪
  • 顔周りの後れ毛は、頬にかからない細めが◎

横にボリュームが出すぎると丸さが強調されるため、
「ふわふわしすぎない」上品アレンジが卒業袴には相性抜群です。


面長さんにおすすめ

ポイント:横のバランスを足すこと

  • サイドに少しボリュームのあるまとめ髪
  • 耳周りをふんわりさせたシニヨン
  • 後れ毛は頬〜顎ラインにかかる長さが◎

トップを盛りすぎると縦長感が強くなるので注意。
「優しく見える」「大人っぽくなりすぎない」アレンジがおすすめです。


ベース顔さんにおすすめ

ポイント:フェイスラインをやわらかく見せる

  • きっちりまとめすぎないアップ
  • 顔周りに動きのある後れ毛
  • 編み込みやねじりを入れたアレンジ

直線的なラインを避けることで、
女性らしく、写真映えもしやすくなります。


卵型さんにおすすめ

ポイント:袴の雰囲気に合わせてOK

卵型さんは基本的にどんなアレンジも似合いやすい顔型。
古典・レトロ・大人っぽい・可愛いなど、
袴のテイストに合わせて選ぶのがおすすめです。


【ショートさん向け】くくれない長さでも大丈夫!

「ショートだから何もできないですよね?」
と心配される方も多いですが、そんなことはありません。

ショートさん共通のポイント

  • 襟足・サイドを整えて“清潔感”を出す
  • ワックスやバームで動きをプラス
  • 金箔・水引・髪飾りで一気に和装感アップ

顔型別アドバイス

丸顔さん

  • トップをふんわり
  • サイドは広がりすぎないように調整

面長さん

  • 前髪あり・サイドに丸みを出す
  • 耳周りにボリュームを足す

ベース顔さん

  • 毛先に動きを出す
  • 直線的に見えないスタイリングが◎

くくれなくても、
「整える+飾る」だけで卒業袴にしっかり合うヘアになります。

【丸顔さん】すっきり見せるメイクのポイント

テーマ:縦ラインを意識する

丸顔さんは、やさしく可愛らしい印象が魅力。
その分、メイクが薄すぎると幼く見えがちです。

ベース

  • マットすぎず、ツヤを少し残す
  • フェイスラインはしっかりぼかす

  • 丸くしすぎず、やや長め・緩やかなカーブ
  • 眉尻をきちんと描くことで引き締め効果◎

チーク

  • 頬の高い位置から斜めに入れる
  • 横広に入れすぎないのがポイント

リップ

  • ほんのり血色感のある色を
  • ツヤ系で縦ラインを意識

→ 可愛くなりすぎず、大人っぽい袴美人に仕上がります。


【面長さん】バランス重視のメイク

テーマ:横の広がりと柔らかさ

面長さんは大人っぽく、落ち着いた印象。
メイク次第で、優しさや華やかさがぐっと増します。

ベース

  • 額・顎を厚塗りしすぎない
  • 頬の中央に自然なツヤを

  • 長く描きすぎない
  • 平行気味の眉がおすすめ

チーク

  • 頬の中央〜やや横に広げる
  • 縦に入れすぎない

リップ

  • 少し存在感のある色も◎
  • グラデーションで立体感を

→ 縦長感を抑え、バランスの良い印象に。


【ベース顔(エラ張り)さん】やわらかく見せるメイク

テーマ:直線を避ける

フェイスラインがしっかりしている分、
メイクがきつくなると強い印象になりやすいです。

ベース

  • 厚塗りはNG
  • 自然なツヤで柔らかさを

  • 角をつけすぎない
  • 少し丸みのある眉が◎

チーク

  • 丸くふんわり入れる
  • 低め位置で優しい印象に

アイメイク

  • アイラインは跳ね上げすぎない
  • 目尻はぼかすのがポイント

→ 女性らしく、写真映えする優しい雰囲気に仕上がります。


【卵型さん】袴の雰囲気に合わせてOK

卵型さんはバランスが良く、
どんなメイクも比較的似合いやすい顔型。

  • 古典柄 → 上品・控えめメイク
  • レトロ → 目元やリップで遊び心
  • 大人っぽい袴 → リップを主役に

袴のテイストに寄せるのが一番おすすめです。

一重・奥二重が気になる方

ポイント:無理に幅を広げすぎない

一重=ダメ、では全くありません。
和装はもともと、切れ長の目元とも相性が良いです。

自然に見せるコツ

  • 二重テープ・アイテープは欲張らない幅で
  • 目を開けたときに自然なラインが出る位置で固定
  • アイシャドウは濃淡をつけすぎず、グラデーション重視

「くっきり二重!」を目指すより、
目元がはっきり見えることをゴールにするのがおすすめです。


目が小さい・はっきりしないのが悩み

ポイント:囲まない・引きすぎない

目を大きく見せようとして、

  • 太いアイライン
  • 黒でぐるっと囲む

これは卒業袴では逆効果になることも。

おすすめは

  • アイラインは目尻中心
  • まつ毛はビューラーでしっかり上げる
  • 下まぶたは明るめカラーで抜け感を

写真では「黒さ」よりも「立体感」が大切。
やりすぎないことで、逆に目元が印象的になります。


丸顔が気になる方

ポイント:チークの入れ方で印象は激変

丸顔さんは、
チークの位置次第で顔の印象が大きく変わります。

カバー方法

  • 頬の高い位置から斜めに入れる
  • 黒目の下には濃く入れない
  • 横広にならないよう注意

ふんわり血色は出しつつ、
「丸さを強調しない」がポイントです。


エラ張り・フェイスラインが気になる方

ポイント:影を作りすぎない

シェーディングでがっつり削るのはNG。
卒業袴では、やりすぎると老けて見えます。

自然なカバー方法

  • フェイスラインは厚塗りしない
  • チークは丸く、低め位置に
  • ハイライトで視線を上に集める

足すより引くことで、やわらかい印象になります。


ニキビ跡・肌荒れが気になる方

ポイント:全部隠そうとしない

実は写真では、
多少の肌荒れよりも「厚塗り感」の方が目立ちます。

おすすめ

  • 赤みだけピンポイントでコンシーラーやコントロールカラーを使用
  • (赤みを消す場合は、緑のコントロールカラーがオススメ)
  • ファンデは薄く均一に
  • ツヤを少し残す

「素肌がきれいそう」に見えることが大事です。


クマ・顔色が悪く見えるのが悩み

ポイント:目元だけで解決しようとしない

クマは目元だけ隠そうとすると、逆に不自然になります。

カバー方法

  • コンシーラーは薄く、コントロールカラーを使用
  • チーク・リップで血色を足す
  • 眉を整えて顔全体の印象アップ

顔全体のバランスを整えることで、
クマは自然と目立たなくなります。

失敗①「ナチュラル=ほぼすっぴん」になってしまう

「濃くなりたくないから…」
と、ベースだけで終わらせてしまうケース。

なぜNG?

  • 袴の華やかさに顔が負ける
  • 写真で顔色が悪く見える
  • 眉・目元がぼやける

回避法

  • 眉・まつ毛・リップは必ず整える
  • チークでほんのり血色を足す

“何もしない”ではなく“最低限整える”が正解です。


失敗② ファンデーションを厚塗りしすぎる

「肌をきれいに見せたい」
その気持ち、分かります。

でも卒業袴メイクでは、
厚塗り=写真映えする、ではありません。

なぜNG?

  • 時間が経つとヨレる
  • 表情が硬く見える
  • 首との色差が出やすい

回避法

  • ファンデは薄く均一に
  • 気になる部分だけコンシーラー
  • 仕上げは軽くパウダー

“全部隠す”より“なじませる”がポイントです。


失敗③ 眉を描かなさすぎる・描きすぎる

初心者さんが一番迷うのが眉。

  • よく分からなくてほぼ描かない
  • 逆にしっかり描きすぎて不自然

この両極端、どちらも多いです。

回避法

  • 自眉を活かして足りない部分だけ描く
  • 眉尻はきちんと、眉頭は薄く
  • 髪色より少し明るめが◎

眉が整うだけで、一気にきちんと感が出ます。


失敗④ アイライン・アイシャドウをやりすぎる

「目を大きく見せたい!」
その結果…

  • 太すぎるアイライン
  • 黒でぐるっと囲む
  • 濃い色を広くのせる

卒業袴では、実は逆効果になることも。

回避法

  • アイラインは目尻中心
  • 色はブラウン系が無難
  • しっかりぼかす

引いた感覚くらいが、写真ではちょうどいいです。


失敗⑤ チークの位置が分からず適当になる

「とりあえず入れました」
というチーク、写真でかなり差が出ます。

なぜNG?

  • 顔が大きく見える
  • 幼く見える
  • 不自然な赤みが出る

回避法

  • 黒目の下を避ける
  • 頬の高い位置からふんわり
  • 入れすぎたら必ずぼかす

チークは位置と量が命です。


失敗⑥ リップを省く or 色が合っていない

「マスクするし…」
とリップを省いてしまう方も多いですが、

写真では、口元の血色はかなり重要

回避法

  • ベージュすぎない色を選ぶ
  • ツヤ感のあるリップがおすすめ
  • 派手すぎないけど“色はある”を意識

顔色が一気に明るくなります。


失敗⑦ 当日ぶっつけ本番で挑む

これは一番多くて、一番後悔しやすい失敗です。

なぜNG?

  • 思っていた仕上がりと違う
  • 直したくても時間がない
  • 写真を見て後から後悔

回避法

  • 事前に相談する
  • 前撮りで一度経験しておく
  • 「不安です」と正直に伝える

初心者さんほど、
事前相談 or プロに任せるのが一番安心です。

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