皆様こんにちは。Rental&photo ARIEL+桂 宇多津店の増田です。近年ママ振袖をご希望されるお嬢様も多くなってきております。今どきの淡い色やくすみ色など人気ではありますが、お母様の時代のお振袖の色味や柄が気に入っている!という方も多数いらっしゃいます。そこで本日は、ママ振袖を着る場合のお手入れだったり注意点などをご紹介していきます。

1. 振袖(ふりそで)本体

  • 衿(えり):首元は皮脂汚れやファンデーションが残りやすく、黄ばみやシミが出ていないか確認。
  • 袖口(そでぐち)・裾(すそ):歩くときや物に触れる部分なので黒ずみや擦れがないか。
  • 背中・肩の部分:保管中の折りジワや色ヤケ(日焼けによる変色)が出やすい。
  • 生地全体:光にかざして、生地が弱っていないか、カビの斑点がないか。

2. 長襦袢(ながじゅばん)

  • 半衿部分(はんえりぶぶん):黄ばみ・汚れがないか。必要なら新しい半衿に交換。
  • 袖丈(そでたけ)や裄(ゆき)の長さ:振袖に合わせて合っているか。

3. 帯(おび)

  • 表地の変色やスレ:金糸・銀糸の部分が黒ずんでいないか。
  • 折り山部分:折りジワが強すぎると締めにくい。裂けがないか。

4. 小物類

  • 帯締め(おびじめ)・帯揚げ(おびあげ):色あせや毛羽立ちがないか。
  • 重ね衿(かさねえり)(伊達衿-だてえり-):変色していないか。今風の色に変えるとより華やかに。
  • 草履(ぞうり):鼻緒(はなお)が固くなっていないか。底がはがれていないか。
  • バッグ:表面の劣化(ベタつきや剥がれ)がないか。

1. 衿(えり)まわり

  • 首まわりは皮脂や汗が残りやすく、それが虫やカビの栄養源になります。
  • 白い部分に黄ばみや黒い点々がないかチェック。

2. 袖口(そでぐち)・裾(すそ)

  • 動作で一番汚れやすい部分。泥はねや手垢が残っていると、虫食いやカビの原因に。
  • 裾の裏側(内側)まで確認が大事。

3. 背中・肩の折りジワ部分

  • 長期間たたんで保管すると、折り目部分にホコリがたまりやすく、そこからカビが発生。
  • 特に黒や濃い地色だと白いカビが目立つので要注意。

4. 長襦袢(ながじゅばん)の袖口・半衿部分

  • 汗・化粧品の成分が残りやすく、カビや変色の温床に。
  • 半衿は「うっすら茶色くなっている」ことが多いので早めに交換を。

5. 帯の折山(おりやま)

  • 帯をたたんで保管した時の折り目部分に、カビが線状に発生していることが多いです。
  • 金銀糸を使った帯は湿気に弱く、黒ずみや虫食いが出やすいので光にかざして確認。

6. 草履・バッグ

  • 革製・合皮製は特に湿気でカビが生えやすいです。
  • 使わずに長期間しまってあると、白い粉状のカビが浮いてくることも。

1. 裄(ゆき:腕の長さ)

  • 測り方:首の付け根から肩を通り、手首のくるぶしまでの長さ。
  • 振袖を持ち上げて比べる:振袖の肩山(縫い目)から袖口までの長さと比べてみる。
  • 目安:手首から1〜2cm長いと美しく見えます。
  • 判断:短すぎると手首が出すぎ、長すぎるとだらしなく見える。

2. 身丈(みたけ:着物の長さ)

  • 測り方:身長とほぼ同じ長さが理想。
  • 判断:おはしょり(腰で調整する部分)が出せるかどうかで確認。
    → 身丈が短すぎるとおはしょりが作れないので直しが必要。

3. 身幅(みはば:体に巻く部分の余裕)

  • チェック方法:腰回りに着物を当てて、前幅(お腹側)に十分な重なりがあるかを確認。
  • 判断:重なりが少ないと着崩れやすくなる。特に体格が違う場合は注意。

4. 袖丈(そでたけ)

  • 振袖は袖が長いのが特徴ですが、お母様の時代の寸法と今の標準が違うことも。
  • 袖丈は少々違っても「アンティークっぽい魅力」として着られる場合が多いです。

着付けで調整できるケース(直さなくてもOK)

  • 裄が 1〜2cm程度 短い or 長い → 着付けでカバー可能
  • 身丈が 数cm程度 足りない → 裾の位置や腰ひもで調整できることも
  • 袖丈が違う → 流行と捉えてそのまま着用できる

お直しを検討した方がいいケース

  • 裄が 3cm以上 足りない → 袖が明らかに短く見える
  • 身丈が 5cm以上 足りない → おはしょりが作れず、美しく着られない
  • 身幅が狭すぎる → 前がはだけてしまう、帯で隠せない
  • 生地が傷んでいる部分があり、そのままでは着られない
  • 写真映え重視なら直す:一生残る写真なので、寸法が合わないとバランスが悪くなる。
  • コスト重視なら調整で済ませる:多少の寸法違いなら着付け師が工夫して整えられる。
  • 劣化があるなら早めに直す:放置すると生地のダメージが広がる。

れでは「ママ振袖を着るときにチェックしたい不足リスト」を、使えるように チェック表風 にまとめてみました。意外と確認してみると足りないものがあったりするので参考にしてみてくださいね!

◆振袖・帯まわり

▢ 振袖本体
▢袋帯(ふくろおび)(振袖用の豪華な帯)

🔻足りないことが多いアイテム
▢重ね衿(伊達衿)
▢帯揚げ
▢帯締め

◆長襦袢まわり

▢半衿(白 or 刺繍入り)

▢長襦袢(振袖用の袖丈に合っているか)

🔻要注意アイテム
▢半衿 → 黄ばみや変色がある場合は必ず新調

◆着付け小物・和装下着

▢腰ひも(4~5本)
 ➡ 長襦袢・振袖を固定する必需品。昔のものは縮んでいたり弱っている場合もあるので要確認。

▢ 伊達締め(2本)
 ➡ 長襦袢と振袖をすっきり押さえる帯状の小物。マジックベルト式でもOK。

▢コーリンベルト(1~2本)
 ➡ 衿合わせを崩れにくくする便利アイテム。なくても着られるけどあると安心。

▢帯板(前板-必ず必要-・後ろ板-あれば便利-)
 ➡ 帯のシワを防いで美しい仕上がりに。前用は必須、後ろ用は変わり結びに便利。

▢ 帯枕(おびまくら)
 ➡ ふくら雀や華やかな帯結びを作るための必須小物。

▢ 衿芯(えりしん)
 ➡ 半衿をピシッと見せるために必須。
▢三重仮紐(さんじゅうかりひも)
 ➡ 華やかな帯結びをする場合に便利。成人式ではよく使います

▢ 肌襦袢(はだじゅばん)・裾よけ(ワンピースタイプでも可)
▢ 足袋(できれば新品が◎、そしてサイズはしっかりあったもの)

◆補正用

▢タオル(3~4枚)
 ➡ 体型に合わせて補正するために使用。古いタオルでOK。

▢和装ブラジャー(あれば)
 ➡ 胸元をすっきり整える。普通の下着よりきれいに着付けが決まる。

▢ガーゼや綿花(必要に応じて)
 ➡ 胸元や腰回りの補正に使うことも。

◆あると便利な小物

▢ ウエストベルト(1本)
 ➡ 振袖を固定するときに紐の代わりになるもの。ゴム製なので紐より苦しくなく着物を着ることができる。

◆小物・アクセサリー類

▢草履
▢ バッグ
▢ショール(成人式の冬場に必須)
▢髪飾り

🔻劣化・不足しやすいアイテム
□ 草履・バッグ → 表面がひび割れ・ベタつきがあることが多い・底がとれてしまうケースもよくある
□ 髪飾り → ママ振袖では新しく購入されるケースがほとんど

ワンポイントアドバイス

  • 「振袖と帯があるから大丈夫!」と思っても、実際に不足するのは小物類が多くなります。
  • 特に「半衿・重ね衿・帯揚げ・帯締め・草履バッグ・髪飾り」は、新しく用意したり、レンタルすることが多いです。
  • チェックリストに沿って確認しておくと、前撮りや成人式当日に慌てずに済みます。

1. 重ね衿(伊達衿)

  • 変更理由:昔は金や赤など定番カラーが多かったですが、今はパール付き・レース素材・くすみカラーなどが人気。衿元にアクセントが入ると一気に現代風の華やかさが出ます。
  • 効果:顔まわりが明るくなり、写真映えもアップ。

2. 帯揚げ

  • 変更理由:従来はシンプルな無地が多かったですが、今はしぼり風やレースタイプ、ニュアンスカラーなどバリエーション豊富。
  • 効果:帯まわりの印象が柔らかく、こなれた雰囲気に。トレンド感を出しやすい小物です。

3. 帯締め

  • 変更理由:昔はシンプルな一本紐が主流でしたが、今は飾り玉付きや房にビーズをあしらったデザインが多い。
  • 効果:帯の中央がぐっと華やかになり、全体の印象を引き締める。小物ひとつで一番差が出やすい部分。

4. 草履・バッグ

  • 変更理由:昔のものは金銀のセットが多く、今見るとややレトロ感が強い。
     今は厚底の草履や、がま口風バッグ、エナメルやパール付きなど可愛いものが主流。
  • 効果:足元や手元を現代風に変えると、古さを感じさせない。全身コーデの完成度が上がる。

5. 髪飾り

  • 変更理由:昔は大きな造花や金色の簪が主流でしたが、今はドライフラワー・金箔・水引き・パールピンなどが人気。
  • 効果:髪飾りひとつで、和風からモダンまで雰囲気をコントロールできる。顔まわりの印象を大きく左右する。

6. 半衿(刺繍襟)

  • 変更理由:白無地が基本でしたが、今は刺繍入りやラメ入り、カラー半衿・レースの半衿など種類が豊富。
  • 効果:衿元からちらっと見える部分が華やかになり、個性を演出できる。

振袖小物レンタル ママ振小物レンタル 

1. 古典柄(こてんがら)の袋帯から → モダンな袋帯に

  • 効果:お母様の時代らしいクラシカルな雰囲気から、一気に今風で都会的な印象に。
  • 例)松竹梅や鳳凰の柄帯 → 幾何学模様やシンプルモダン柄の帯へチェンジ

2. ゴールド・シルバーの華やか帯から → くすみカラー帯に

  • 効果:落ち着いた雰囲気に。大人っぽく上品に着たい方におすすめ。
  • 例)金糸ぎっしりの帯 → くすみピンクやグレーがかった帯

3. 帯の素材感を変える

  • 効果:帯の光沢感や地紋を変えるだけで、振袖全体のトーンが変わる。
  • 例)光沢強めの帯 → マット感ある帯にするとナチュラルで柔らかい雰囲気に

4. 帯結びのデザインが映える

  • 帯を新しくすると、生地のハリや柔らかさが違うので結べる形も変わってきます。
  • 特に「三重仮紐」を使ったリボン風や華やかな結びは、新しい帯だと立体感が出やすい。

まとめ

  • 帯を変えると振袖全体の印象が大きく変わる
  • 「クラシック → モダン」「華やか → シック」など方向性をはっきりさせやすい
  • 小物だけでのアレンジよりもインパクトが強いので、「思い切って印象を変えたい」方には最適

💡ポイントは、

  • ママ振袖を残しつつ個性を出したい → 小物アレンジ中心
  • ガラッと雰囲気を変えたい → 帯そのものをチェンジ

と考えていただくとわかりやすいかと思います!!


ママ振袖は、お母様の思い出が詰まった大切な一枚。長期間きれいに残すためには、ちょっとした扱い方の違いで大きな差が出ます。以下のポイントを守っていただくと安心です。

1. 素手で触らないのが基本

手には皮脂や汗が付着しています。これが長年経つと黄ばみやシミの原因に。振袖を扱うときは、必ず清潔な手か、白い木綿の手袋を使うと安心です。

2. 着用後はすぐに収納しない

脱いだ直後は湿気や熱がこもっている状態。風通しのよい場所で陰干ししてから畳み直しましょう。これを怠るとカビや臭いの原因になります。

3. 直射日光は大敵

日焼けによる変色は一度起きてしまうと直せません。保管や陰干しの際は必ず日陰で、直射日光が当たらない場所を選びましょう。

4. 畳み方は基本通りに

正しい畳み方を守ることでシワや型崩れを防ぎます。特に振袖は袖が長いため、袖を丁寧に揃えて畳むことが大切です。

5. ビニール袋は使わない

一見ホコリ除けによさそうですが、湿気をこもらせる原因になります。必ず通気性のよい「たとう紙」に包んで保管してください。

6. 湿気対策を忘れずに

押し入れやクローゼットは湿気が溜まりやすい場所。年に1〜2回は晴れた日に風を通す、乾燥剤を入れ替えるなどの工夫をしましょう。

7. 小物類も同じように扱う

帯や帯揚げ、帯締め、半襟なども振袖と同じく湿気・光・汚れに弱いです。一緒に点検・陰干しをする習慣をつけると良いでしょう。

1. シミの応急処置

  • 見つけたらまず こすらない のが鉄則。こすると繊維を傷めたり、色がにじむ原因になります。
  • 清潔な白いガーゼやハンカチで、シミの部分を 軽く押さえるように吸い取る
  • それ以上は自宅で落とそうとせず、着物専門のクリーニング店に相談するのが安心です。
  • もし油ジミ(食べ物など)で新しいものなら、ベンジンを使うこともありますが、素人が扱うと生地を傷めるリスクがあるため基本はおすすめしません。

2. カビの応急処置

  • カビ臭さや白い点状のカビを見つけたら、まず 風通しのよい日陰で干す。直射日光は厳禁です。
  • 乾いた柔らかい布で軽く表面を払う程度にとどめましょう。
  • 消臭のために 扇風機の風をあてて湿気を飛ばす のも有効です。
  • 強く擦ったりアルコールで拭くのはNG。色落ちや生地の劣化を招きます。

3. やってはいけないこと

  • 自宅で漂白剤や洗剤を使って洗う
  • 濡れた布で拭く
  • アイロンを直接あてる

これらは生地を変色させたり縮ませたりする原因になるため、必ず避けましょう。

  • シミやカビは放置すると広がります。応急処置で「一旦止める」ことはできますが、必ず 早めに呉服専門のシミ抜きや丸洗い に出すのが安心です。
  • 保管場所の湿気対策を見直すことも忘れずに。
  • プロに任せるべきお手入れのタイミング
    ママ振袖は長年保管されてきた分、見た目には大丈夫そうでも、生地の中に湿気や皮脂汚れが残っていることがあります。応急処置では一時的に落ち着かせられても、完全にきれいにするにはやはりプロの技術が必要です。では、どのようなタイミングで呉服専門のクリーニングに出すのが良いのでしょうか?

    1. 成人式や撮影の前に
    振袖を着る予定があるなら、必ず事前に点検とお手入れをしましょう。
    シミやカビがあった場合はシミ抜きやカビ取り
    全体に汚れが気になる場合は丸洗い
    長年たとう紙のまま保管している場合も一度点検
    直前に出すと仕上がりが間に合わないことがあるため、着る予定の半年前〜3か月前までに相談するのがおすすめです。

    2. 着用後すぐに
    振袖は見た目以上に汚れが付いています。汗・皮脂・ファンデーション・食べ物の油などは放置すると変色やシミの原因に。
    「着用後は一度陰干し → プロに丸洗い」が理想
    特に襟元・袖口・裾まわりは要注意ポイント
    「一度しか着ていないから大丈夫」と思っても、時間が経ってから黄ばみが浮き出るケースが多いので注意です。

    3. シミやカビを見つけたとき
    応急処置で止めても、放置すると生地の奥まで広がります。
    シミは時間が経つほど落ちにくくなる
    カビは繊維を侵して穴あきの原因になる
    見つけたらなるべく早めに呉服専門店に相談しましょう。

    4. 長期保管前に
    成人式や卒業式で使い終わった後は、次に使うまで数年空くことが多いですよね。
    丸洗いで汚れを落とし、清潔な状態でしまう
    新しい「たとう紙」に入れ替える
    このひと手間で、次に取り出したときの安心感が全然違います。

1. 繊細な生地を守れるから

振袖は正絹(シルク)が中心。水や摩擦にとても弱く、自宅での洗濯や拭き取りでは生地が縮んだり、色落ちしてしまう危険があります。
プロは生地に合った専用の溶剤や技法を使うため、振袖を傷めずに汚れを落とせるのです。

2. 落ちにくい汚れやシミに対応できるから

汗・皮脂・食べ物・ファンデーションなど、見た目にはわからなくても繊維の奥に入り込んでいます。

  • 時間が経つと黄変や変色になる
  • 素人では触れない油性汚れやカビも、プロのシミ抜き技術なら対応可能

「取れなかった汚れが消えた!」というケースも少なくありません。

3. カビの広がりを防げるから

一度カビが生えた振袖は、表面を拭くだけでは解決しません。内部までカビ菌が広がっている可能性があり、放置すると繊維がボロボロに。
プロの処置なら殺菌や防カビ処理まで行えるので、次に着るときも安心です。

4. 美しい仕上がりが保てるから

ただ汚れを落とすだけでなく、プロは「風合い」や「艶感」も大切にします。

  • アイロンでシワを整える
  • 染めや柄の鮮やかさを損なわないよう配慮
  • 長く見映えをキープできる

結果として、成人式や撮影で着たときの華やかさが格段に違います。

5. 安心して次に受け継げるか

ママ振袖は、お嬢様の代で終わりではなく、次の世代へと受け継がれることもあります。
プロに定期的にお手入れしてもらうことで、何十年先でも美しいまま残すことができます。

着物のクリーニングといっても一種類ではなく、汚れの状態や目的に応じていくつか方法があります。

1. 丸洗い(全体洗い)

着物全体を専用の溶剤で洗浄する方法。ドライクリーニングに近いイメージです。

  • 皮脂や汗、ファンデーションなど全体の汚れをリセット
  • 「一度着た後の基本のお手入れ」としておすすめ
  • 相場:8,000円〜15,000円前後(振袖の場合)

2. シミ抜き(部分処置)

食べ物の飛びはねや黄ばみなど、部分的なシミに対応。

  • 応急処置で取れなかった汚れに
  • 汚れの範囲や種類によって料金が変動
  • 相場:1か所 2,000円〜5,000円程度

3. カビ取り・黄変直し

長期保管中に出てしまった白いカビや、時間が経って茶色くなった黄変を落とす処置。

  • カビは放置すると繊維を侵食するため早めに
  • 黄変は完全に落とせないこともあり、補色や染め直しをするケースも
  • 相場:5,000円〜20,000円前後(状態による)

4. 汗抜き加工(汗取り)

見えない汗じみを水洗いで落とす方法。

  • 特に夏場や暖房のきいた式場での着用後は必須
  • 汗は時間が経つと黄ばみや臭いの原因に
  • 相場:3,000円〜6,000円程度

5. ガード加工(撥水・防汚加工)

クリーニングとは少し違いますが、再び着る前にしておくと安心の加工。

  • 水や汚れをはじくコーティング
  • 食べ物や雨の日の汚れ対策に効果的
  • 相場:8,000円〜15,000円程度(振袖一式)
  • 丸洗い … 8,000円〜15,000円
  • シミ抜き … 2,000円〜5,000円/1か所
  • カビ取り・黄変直し … 5,000円〜20,000円
  • 汗抜き … 3,000円〜6,000円
  • ガード加工 … 8,000円〜15,000円
  • 丸洗い+汗抜きを一緒に頼むと、振袖をより長持ちさせられます。
  • 「思っていたより高い…」と感じるかもしれませんが、洋服と違い振袖は何十年も残せる衣装。大切にしたいなら必要な投資と考えると良いです

1. 裄(ゆき=腕の長さ)の直し

振袖で一番多いお直しです。袖の縫い込みを出したり詰めたりして、腕の長さを調整します。

  • 期間:2〜3週間程度
  • 難易度:比較的簡単(生地や柄によって多少前後)

2. 身丈(身長に合わせる)直し

長すぎる場合は腰紐で調整できるので直し不要なことが多いですが、短すぎる場合は生地を出す必要があります。

  • 期間:3〜4週間程度
  • 難易度:裄直しよりは時間がかかる

3. 袖丈(袖の長さ)の直し

お母様世代の振袖は袖丈が長い場合も多いです。短く詰めるのは比較的簡単。

  • 期間:2〜3週間程度
  • 難易度:生地を切る場合は戻せないので慎重に

4. 半襟付けや裏地の補修な

寸法直しというより「お手入れの一環」ですが、よく一緒に依頼される内容です。

  • 期間:1〜2週間程度

1. 身丈(みたけ)直し

着物の「全体の長さ」を直す作業です。

  • 振袖は腰ひもである程度調整できますが、短すぎる場合は生地を足す必要があります。
  • 反対に長すぎる場合は縫い込みを詰めることになります。
  • → 仕立て直しに近い作業になるので、1か月以上かかる場合も

2. 身幅(みはば)直し

体型に合わせて「胴回り」の幅を出したり詰めたりします。

  • 側面の縫い込みをほどいて調整します。
  • 広げるには縫い代がしっかり残っていないとできません。
  • 裄直しに比べると手間が多く、部分的な仕立て直しレベルになることも
  • 振袖は柄合わせがあるため、単純に縫い代をいじるだけでは不自然になることがある
  • 裏地や比翼なども一緒に直す必要がある
  • 寸法直しと同時に「仕立て直し」や「裏地交換」を提案される場合も

一般的な目安

  • 裄(袖の長さ)直し → 2〜3週間(比較的簡単)
  • 袖丈直し → 2〜3週間
  • 身丈直し → 1か月前後(大掛かり)
  • 身幅直し → 1か月以上(大掛かり)

◆ 洗い張りとは?

着物を 一度すべて解き、反物の状態に戻してから洗い直す こと。

  • 糸を全部外す
  • 反物状にして水や専用洗剤で洗う
  • 湯のし(生地を伸ばして地直し)して仕立て直す

つまり「生地をリセットして新品のようにする」作業です。

◆ どんな時に必要?

  1. 汚れ・シミが広範囲にあるとき
    → 部分クリーニングでは対応できない場合。
  2. 寸法直しを大掛かりにしたいとき
    → 身丈や身幅を変える場合、解かないと難しい。
  3. 仕立てが古く、裏地の傷みが目立つとき
    → 裏地交換も同時にしやすい。

◆ 期間の目安

  • 解き → 洗い張り → 湯のし → 仕立て直し
    一連の流れになるため、2〜3か月ほどかかることが多いです。
    成人式シーズン前は混むので、半年前くらいに出すのが安心

◆ 費用の相場

  • 振袖の洗い張り:3〜5万円前後
  • 仕立て直し込み:10万円前後〜(裏地交換や寸法直しの内容による)

  • 小さなお直し(2〜4週間程度)
    • 裏地のほつれ直し
    • 袖口・裾のスレ直し
    • 簡単な寸法直し(裄丈=腕の長さ調整 など)
    • 半衿の交換、長襦袢の寸法直し
    • クリーニング(丸洗い)

9月だとギリギリ、または間に合わないことが多いお直し

  • 大がかりなお直し(1〜3か月以上かかることも)
    • 身丈や身幅の大幅なお直し(体格に大きな差がある場合)
    • 柄合わせが必要な仕立て直し
    • 裏地や比翼の総取り替え
    • 本格的な「洗い張り」(反物に戻して仕立て直す作業)

👉 これらは時間がかかるため、9月以降に依頼すると成人式に間に合わない可能性があります。どうしても必要な場合は、まず呉服店に至急相談を!

直し以外に「今からでも間に合う」こと

  • 帯や小物を新しくして今風にアレンジ
  • 草履バッグを買い替え
  • 髪飾りを選ぶ
    👉 お直しが難しい場合でも、「コーディネートの工夫」で十分華やかに仕上げることができます。

お直しの最終時期の目安

  • 9月〜10月中 … 小さなお直し・丸洗いならまだ間に合う
  • 11月中旬まで … 簡単なサイズ直し・クリーニングならギリギリ対応可
  • 12月 … お直しはほぼ不可、小物アレンジや応急処置レベルのみ

👉 成人式直前の1月は、ほとんどのお店が繁忙期になります。駆け込み対応は難しいので、9月〜10月のうちに必ずチェックするのがおすすめです。

9月以降になると、呉服店や悉皆(しっかい)屋さんは成人式に向けての依頼が集中するため、通常より納期がタイトになります。そのため、

  • お急ぎ仕上げ
  • 特急対応

といった形で、追加料金が必要になる場合があります。

特に、

  • 丸洗いを年末ギリギリに出す
  • 裾や袖の寸法直しを直前に依頼する
  • 長襦袢の仕立て直しを急にお願いする

などは「特急料金+通常より短い納期」での対応になることが多いです。

👉 費用が割高になったり、希望通り仕上がらない可能性もあるため、やはり9月〜10月の早い段階で相談するのが安心です。


振袖撮影 振袖レンタル・購入 振袖小物レンタル

ママ振袖でハタチの集いに参加する場合でも、1年半前~2年前から準備しておくと安心です。ギリギリになってしまうと、お直しが間に合わなかったり、小物を変更しようと思っていても可愛いものがすでに出てしまっている場合がございます。最近では、当日の美容の予約も早くなっているため、動き出しは早めがオススメになります。

アリエル宇多津店では、ママ振袖の小物レンタルも承っております。お気軽にご予約下さいませ。

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アリエルは、高松市・宇多津町・坂出市・丸亀市・善通寺市・多度津町・三豊市・観音寺市・まんのう町・綾川町など香川県全域・徳島県や愛媛県からもたくさんのお客様にお越し頂いております。

振袖レンタル・販売、卒業袴レンタル、お子さまの撮影も可能です。店舗によって取り扱いメニューが異なりますので、お近くの店舗へお問合わせ下さいませ。

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♥イオンタウン宇多津店

TEL:0120-85-0753

営業時間:10:00~19:00(年末年始休業)

定休日:毎週水曜日

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