皆さんこんにちは。Rental&photo ARIEL+桂 宇多津店の増田です。いよいよ夏祭りが近くなり浴衣を着ようとお考えの方も多いのではないでしょうか。浴衣も年々可愛いデザインなど多くなり着るのも楽しみになりますよね。今回ご紹介していくのは、「初めての方でもできる。着た後の浴衣のたたみ方と着付け時のアレンジ方法」です。

浴衣をたたむ前の準備

浴衣をたたむ前に、いくつか大切な準備があります。このひと手間が、浴衣を長持ちさせ、次に着るときも気持ちよく着用できるようにするために重要です。

まず、浴衣全体を広げて、汚れやシミがないかを丁寧に確認しましょう。特に襟元、袖口、裾などは汗や皮脂、食べこぼしなどで汚れやすい部分です。

  • 軽い汚れや汗: 水で濡らして固く絞った柔らかい布で、軽く叩くようにして拭き取ります。ゴシゴシ擦ると生地を傷める可能性があるので注意してください。
  • シミ: シミの種類によっては応急処置ができる場合もありますが、無理に自分で落とそうとするとかえって広げてしまったり、生地を傷めたりすることがあります。古いシミや落ちにくいシミは、迷わず専門のクリーニング店(特に着物専門のクリーニング店がおすすめ)に相談しましょう。

大きなシワがある場合は、たたむ前に軽くシワを伸ばしておくと、収納時のシワがつきにくくなります。

  • 霧吹き: 少し湿らせる程度の霧吹きをかけ、手で優しくシワを伸ばします。
  • ハンガー: 可能であれば、一度着物ハンガーなどに吊るして、風通しの良い場所で数時間干し、重みで自然にシワが伸びるのを待ちます。ただし、直射日光は避け、陰干しにしてください。

浴衣を収納する上で最も大切なのが、完全に乾燥させることです。湿気が残っていると、カビや虫食いの原因になります。

  • 陰干し: 一日着用した浴衣は、すぐにたたまず、必ず風通しの良い場所で陰干しをして、汗や湿気をしっかり飛ばしましょう。最低でも半日~1日、可能であれば数日干すのが理想です。
  • 裏返し: 裏返して干すと、表地の焼けや色あせを防ぎ、縫い目の湿気も抜けやすくなります。
  • 天候に注意: 雨の日や湿度の高い日は避け、乾燥した日に干すように心がけてください。

帯や帯締め、帯留め、下駄などの小物が浴衣に付いていないか確認し、すべて取り外しておきましょう。一緒にたたんでしまうと、型崩れの原因になったり、シミが付いたりする可能性があります。

着物は「清らかな場所で扱う」ことが昔からの作法とされています。きれいな布を敷いて丁寧にたたむことで、着物への敬意や美しさも大切にできます。長く愛用するためにも、ほこりや汚れがつかないように注意が必要です。たたむ際は、浴衣全体を広げられる清潔な床やテーブルを使いましょう。

衣裳敷き(いしょうじき・着物を着付ける時や、たたむ時に床に敷くための専用のシートです。)やたとう紙(文庫紙・畳紙・本来は着物を収納する袋ですが、広げて敷物としても使えます)があるとより便利です。もし専用の敷物がない場合は清潔なバスタオルや清潔な白いシーツなどでもOKです!ほかにも風呂敷なども可能です。

意外と見落とされがちですが、浴衣の生地に皮脂や汚れが付かないよう、手を洗ってから作業するのも大切なマナーです。

浴衣のたたみ方

浴衣・着物の襟(えり)が左側、裾(すそ)が右側にくるように広げ、手前側の片方を脇縫いで折っておきます。

右側の身ごろを内側に折る

浴衣の「右側の身ごろ(みごろ)」を、背中の線(背縫い)にそって内側に折ります。折ったら、手で軽くなでてシワをのばしましょう。身ごろとは、袖の下から裾(すそ)までつながっている布の部分です。

左側の身ごろを重ねる

次に「左側の身ごろ」を、さっき折った右側の上に重ねます。実際に浴衣を着るときと同じ「左前」の形になります。

左の脇のところの縫い目を右の脇の縫い目に持ってきます。そうすると自然に背中の中心線が出てきますのでしっかり縫い目で折ります。※この時に縫い目の線を無視してたたんでしまうと必要のないところにシワがはい着付けの際に綺麗ではなくなりますのでしっかり縫い目・縫い目でたたみます。

片方の袖を身頃(みごろ)に重ねる

袖の根元にある縫い目(袖付け、そでつけ)と、袖口の端が身頃の端と合うように、きちんと重ねてください。ここでも、袖にシワができないように優しく整えるのがポイントです。半分に折った浴衣の上になっている側(写真だと向かって右側ですね)の袖(そで)を、身頃(胴体の部分)の上に折り重ねます。もう片方の袖も重ねる。これで、左右の袖がピタッと重なって、浴衣の幅が均一になっているか確認しましょう。浴衣をそっと裏返して、もう片方の袖も、同じように身頃の上に折り重ねます

裾(すそ)から上へ二つ折り裾を持ち、浴衣の長さの約1/2~1/3になるように上方向へ二つ折りにします。衿先が見える程度がちょうどよく、収納しやすくなります。

完成!

形が崩れていないか、シワが寄っていないかを確認したら、本だたみの完成です。たたんだ後は、たとう紙や不織布に包むとよりきれいに保てます。

浴衣を広げる: まず、浴衣を裏返して広げ、背縫いを中心に左右対称になるように整えます。                                                                                                                                                                                                                                

 襟を「まっすぐ」に整えるここがポイントです。襟の形が崩れていると、たたんだ時にシワが寄ったり、収納時にふくらんでしまいます。襟を自然にまっすぐにのばし、背中心と襟が一直線になるよう軽く手でなでて整えてください。襟のカーブを無理に折り曲げないことがきれいに仕上げるコツです。

身頃をたたむ: 浴衣の幅の真ん中で折るように、左右の身頃(胴体の部分)を内側に重ねます。この時、襟元がぴったり合うように意識するのがポイントです。

襟の先を折り返す

次に、襟先(首にかかる細い部分)を下方向へ軽く折り返します。だいたい腰のあたりで折ると、たたんだ時に全体のバランスが良くなります。折る長さは厳密でなくても大丈夫。あくまで「収まりよく」「シワにならず」折れていればOKです。

襟を「包み込む」ように整える: ここが一番重要です!左右の襟が、身頃をたたんだ時に自然と重なっている状態になっているはずです。その重なった襟のラインを、まっすぐ一本の線になるように指でスーッと撫でて整えてください。まるで、身頃を襟で優しく包み込むようなイメージです。襟がはみ出たり、クシャッとなったりしないように、襟のカーブに沿って整えるのがコツです。

たたんだ後の収納方法

衣をたたんだ後、適切に収納することで、シワを防ぎ、次に着る時も気持ちよくお召しいただけます。主な収納方法は以下の通りです。

たとう紙(文庫紙) は、着物や浴衣を保管するための専用の和紙です。

  • 利点: 湿気を吸収し、通気性も良いため、カビや虫食いから浴衣を守ります。また、折り目がつきにくく、綺麗な状態を保ちやすいです。
  • 方法: たたんだ浴衣をたとう紙の中央に置き、たとう紙の指示に従って閉じます。

たとう紙に入れた浴衣を、さらに着物ケースや湿気対策がされた収納ボックスに入れるとより安心です。

  • 利点: ホコリや外部からの汚れを防ぎ、積み重ねて収納する際にも浴衣に負担がかかりにくいです。
  • 素材: 通気性の良い不織布製や桐製のものがおすすめです。プラスチック製の場合は、中に湿気取りを入れるなど、湿気対策をしっかりと行ってください。
  • 和ダンス: 桐製の和ダンスは、湿気や虫から着物を守る効果が高いので最適です。
  • クローゼット: クローゼットに収納する場合は、たとう紙や収納ボックスに入れた浴衣を、他の洋服と重ねず、湿気の少ない場所に保管しましょう。直射日光が当たる場所は避けてください。
  • 湿気対策: 浴衣は湿気を嫌います。収納場所には除湿剤乾燥剤を置くことをおすすめします。ただし、直接浴衣に触れないように注意してください。
  • 防虫対策防虫剤を使用する際は、着物用のものを使い、浴衣に直接触れないように置きましょう。複数の種類の防虫剤を併用すると化学反応を起こすことがあるので避けてください。
  • 定期的な風通し: 季節の変わり目など、年に数回は浴衣を広げて陰干しし、風を通すことで湿気を払い、カビや虫食いを防ぐことができます。直射日光は避け、風通しの良い日陰を選んでください。
  • 詰め込みすぎない: 浴衣をぎゅうぎゅうに詰め込むとシワの原因になります。ゆとりを持って収納しましょう。

簡単にできる浴衣の着付けアレンジ方法

▷ 定番+αの「変わり結び」

リボン結び文庫結びは定番ですが、帯の端を少しずらして重ねるだけで、ふんわり立体感が出ます。
お太鼓風アレンジにすると、落ち着いた大人っぽい印象に。細めの兵児帯を合わせてもOK!

▷ 兵児帯+半幅帯の「重ね使い」

柔らかい兵児帯を上からふわっと重ねてボリュームアップ。色のコントラストを楽しむと、個性が光ります。


帯の中心に帯締め(リボン状の飾り紐)や、帯飾り(タッセルや小物)をあしらうと、こなれ感がぐっと増します。
浴衣と帯がシンプルなときほど、飾り小物が映えますよ。帯飾りなどは手作りもできるので、オリジナルな帯飾りを作ってみるのもアリですね!!


最近はレース袖の肌襦袢カラーのうそつき襟も人気です。
首元や袖口からレースをチラ見せするだけで、モダンで洋風な雰囲気に。
「着物風浴衣コーデ」にも◎。


下駄の代わりに、レース足袋+草履や、サンダル風の下駄を合わせるのもおしゃれ。
白足袋を合わせると、よりフォーマルな雰囲気にも変えられます。


涼しい夕方には薄手の夏羽織を合わせたり、帯に透け感のある帯揚げを挟むと涼やかな印象に。
夏らしい朝顔や金魚の柄もおすすめです。


浴衣の色柄と、ヘアアクセの色や素材をリンクさせると、統一感が出ます。
和柄のリボンや、かんざし風のピンで仕上げると、ぐっと華やかに。


カップルや友人同士で、色味や柄をリンクさせたリンクコーデもおすすめ。
あえて同じ帯を使ったり、浴衣のテーマ(朝顔、金魚、花火など)を合わせるのも粋ですね。

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