皆さんこんにちは。Rental＆photo ARIEL+桂 宇多津店の増田です、
赤ちゃんが産まれ、これからの健やかな成長を願い、ご祈祷してもらうお宮参り。
その時赤ちゃんが初めて着る正装着の産着についてご紹介していきます。
☆産着（うぶぎ）とは？
産着には2種類の意味があり、生まれたばかりの赤ちゃんに着せる産着と、お宮参り（おみやまいり）できる産着とあります。お宮参りで着る産着は「初着-うぶぎ-」「一つ身-ひとつみ-」「祝着-のしめ-」「掛け着-かけぎ-」などとも呼ばれます。
実際に赤ちゃんに着せるのではなく、赤ちゃんを抱っこした上から覆（おお）うように産着をかけ、紐（ひも）を背中で蝶結びするようにしてお参りをします。
男の子は黒や紺、緑色で、女の子は赤やピンクの産着が一般的です。産着はお宮参りだけではなく、お食い初め（おくいぞめ）や初節句（はつせっく）、百日（ももか）などにも着用でき、仕立て直すことで七五三にも着ることができます。
お宮参りで産着を着用するタイミングは、神社につき手水の後ご祈祷前（ごきとうまえ）に羽織るようにするとベストです。
☆なぜ産着を着るようになったの？
お宮参りの際、赤ちゃんの正装は「白羽二重（しろはぶたえ）」という内着に、「産着・祝着」を着るようになります。
神様にこれからの健やかな成長を祈願するという大切な行事になるので正装で参拝する方が望ましいでしょう。
昔は、乳児の亡くなる率が高く、それが悪い霊の仕業だと考えられており、生まれてお宮参りまでは、古い着物を着せて悪い霊に見つからないように隠す風習があり、赤ちゃんの体調も落ち着いてくる生後1カ月頃に、綺麗な着物を着せてお宮参りに行っていたそうで、その時に着る綺麗な着物を「初着（はつぎ）」と呼んだそうです。
☆柄の意味は？
-男の子-
・鷹（たか）・・・・男の子メインに多くみられる柄になります・鷹の目は「先を見通す力」大きな爪は「幸運をしっかりつかんで離さない力」という意味があります。
・龍（りゅう）・・・伝説や神話で出てくる想像の生き物で中国ではとても縁起がいいものとされています。天に昇る姿より出世や飛躍（ひやく）を願うという意味があります。干支にもいる龍（辰）は、辰年生まれの男の子に縁起がいい柄とされており選ばれることが多いです。
・兜（かぶと）・・・・兜もメインで使われることが多い柄になります。兜は武士が戦の時に被っており、子供の大切な頭を邪気（じゃき）や厄災（やくさい）から守ってくれるというお守りの意味があります。
また豪華な兜は、権威（けんい）や高い地位の方のみが許されているとされており、出世してほしい、一家の長（おさ）として育ってほしいという願いも込められている柄になります。
・宝船（たからぶね）・・・・七福神（しちふくじん）が乗っている船で、新しい旅立ちを表しており赤ちゃんのこれからの人生の門出を祝うという意味があります。また中には米俵や金銀が乗っていることから、一生物に困らないようにと願いも込められています。
・打出の小槌（こづち）・・・・欲しい物や願い事を唱えながら振ると様々なものが出てくることから、一生ものやお金に困らないようにと願いが込められております。七福神の大黒様（だいこくさま）が持っていることでも有名です。
-女の子-
・御所車・花車（ごしょぐるま・はなぐるま）・・・・平安時代の貴族の乗り物で、玉の輿（こし）に乗れるようにと願いが込められております。御所車にたくさんの四季折々の花を飾っているのは、たくさんの人の祝福を表しています。御所車や花車は、産着だけでなく、大人の着物や帯にも使用されている柄になります。
・毬（まり）・・・・丸いことから何事も丸く収まります様にと願いが込められております。毬は子供のおもちゃであり、子供が寂しくないようにとお守りの意味もあります。そして子供の時だけでなく大人になっても守ってくれる魔除けの意味も込められております。
・牡丹（ぼたん）や菊（きく）・・・・牡丹の花弁８はなびら）は大きく高貴さなど女性の美しさを表現しています。美しさや気品、つつましい女性になるようにと願いが込められております。
菊は長寿の象徴であり、不老不死や無病息災、浄化や厄除けなど様々な意味を持ちます。菊は花柄の中で最も位が高く、高貴な花であり皇室の御紋にも使用されております。
・桜・・・・桜は昔から愛されてきた日本の国花になり、五穀豊穣の神が宿っているとされています。年度初めに咲く桜は物事の始まりに縁起の良いものとされており、どの季節でも使用することができる事から人気の柄になっています。
・兎（うさぎ）・・・・ツキを呼ぶと信じられてきた縁起の良い動物になります。また兎は坂を上るのも早いことから、物事がトントン拍子に進むとされています。兎も干支に入っていることから、兎年の赤ちゃんに着せるという方も多くいらっしゃいます。
☆産着は何処で準備できる？
様々な行事に使用したい！！や兄弟や姉妹で使うとお考えの方は購入する方もいらっしゃいますし、家での管理などが難しいという方はレンタルされたりします。
呉服屋や百貨店、ベビー専門店や産着専門店などで購入することができます。
フォトスタジオアリエルでは、産着の撮影やレンタルも行っております。
☆最後に
最近では、年々暑い日が続いたりすることから、産着を着るのではなく、赤ちゃん自身が体温調節しやすくなおかつ動きやすいセレモニードレスでお宮参りに行かれる方も増えてきました。
洋装で行こうとお考えの場合は、神様にこれからの成長をお願いしに行くようになるので、普段着ではなくフォーマル用のベビー服で行くようにしましょう。
ご祈祷を洋装で行き、産着で撮影するという方もいらっしゃるので、ご家族様で相談してベストな方法を探してみて下さいね。
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振袖レンタル・販売、卒業袴レンタル、お子さまの撮影も可能です。店舗によって取り扱いメニューが異なりますので、お近くの店舗へお問合わせ下さい。
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